主要な旅客列車
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「ウズベキスタン鉄道」の記事における「主要な旅客列車」の解説
レギスタン号 (Registon) 2004年に運行を開始した。タシュケントとサマルカンドの2大都市を結ぶ。電気機関車に牽引される61-4170型客車の6両編成で、車体の床と側面はステンレス鋼製である。車内は6人個室からなっている。冷房つきで、真空式WCは停車中でも使用可能である。列車名はサマルカンドにある広場の名に由来する。 シャルク号 (Sharq) 列車名は「東方」を意味する。タシケントからサマルカンドを経てブハラまでを結ぶ。客車はタシュケントの鉄道工場で更新修繕されたものが使われている。 アフラシャブ号 (Afrosiyob) 2011年10月8日に営業運行を開始した、タシュケント・サマルカンド高速鉄道を走る高速列車である。列車名は、13世紀にチンギス・カンのモンゴル帝国に破壊されたサマルカンドの旧市街地アフラシヤブの名に由来する。タシュケントとサマルカンドとの間を所要2時間半で結ぶ。最高設計速度は250km/hであるが、高速化に対応した線路は、当面は344kmの行程中の35kmにとどまっている。車両はスペインのTalgo社とIngeteam社製のタルゴ250が2編成、用意された。車両の構成は、前後計2両の電気機関車 (出力各2528kW、交流駆動) にはさまれた1軸連接構造の客車8両と食堂車1両からなり、客席の等級は3段階に分かれている。 ウズベキスタン号 (Ozbekiston) 2016年9月に運行開始した新路線。タシュケントからフェルガナ盆地の都市のコーカンド、マルギラン、アンディジャン間を結ぶ。それまでフェルガナ盆地へ向かう鉄道路線は旧ソ連時代に敷設された路線はタジキスタンのホジェンドを経由してたが、両国の関係が悪化し運行停止となっていた。タジキスタンを迂回する路線の建設のために標高2268mのカムチック峠を通過する長さ19.2㎞のカムチックトンネルの建設が進められ2016年6月に完成。貨物の運行に続いて旅客路線も9月1日から運行開始した。タシュケント-アンディジャン間の所要時間は6時間。1日1往復の運行である。また、アンディジャンからウルゲンチまでを結ぶ夜行列車の運行も開始した。
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