主なエレメカ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 04:54 UTC 版)
詳細は「Category:エレメカ」を参照 鬼泣かせ 1980年代ごろまで各地のデパートの屋上で見られた。柵の向こうに鬼のマネキンがあり、電動で不規則に動いている。鬼の腹の中央には的がある。その的にめがけてビニール製のカラーボールをぶつける。うまく命中すると鬼が泣き声をあげる。 射撃 ナムコの『シュータウェイ』(1977年登場・続編の『II』もリリースされた)や『コスモスワット』(1984年登場)等の光線銃物が1990年代初頭まで、実際に稼動している物が見られた(一部では、地方のドライブインで稼動機が2000年ごろでも見掛けられたとする情報もある)。スクリーン上に投影された的(『シュータウェイ』ではクレー射撃のクレー)を撃つと言うものだが、当たり判定はかなりシビアで標的の動きは極めて速いという、実際のクレー射撃並みの射撃制度(一回のクレー射出で2発しか撃てない)という辺りで、現在の射撃ゲームとは違い、弾を乱射できないストウィックな内容であった。後年同社から登場した『コスモスワット』では、子供でも楽しめるよう弾数無制限で、引き金を引きまくって乱射できたが出荷台数が少なく、余り見かけられなかった。どちらも、レンズとランプでスライド投影(スライド映写機をマイコンとモーターで制御して、的の移動を表現していた)された的を撃つという内容だったが、標的に命中させる事で投射されている光点がエフェクト用のスライドに切り替わり、破片が飛び散るという効果が表示された。 他にも、1970年代には滑車とワイヤーで台に据え付けられた銃の動きをトレースしていたと推測される、的を撃つと専用のパンチカードに「どの辺りに当たったか」を出力する精巧な物も存在した。 1990年に登場した『コズモギャングズ』もこの流れを汲んだマシンで、前後に動く(フィールド上に設置されたコンテナを盗んで持ち去ろうとする)人形に取り付けられたセンサーを撃つことで人形を撃退して得点となる内容だった(コンテナを一定時間守りきればプレイヤーの勝ちとなる)。 現在ではこれらの大半は大型プロジェクションモニターを利用したガンシューティングゲームへと置き換わっている。 しかし、アナログのリアル感はどんなに発達したコンピュータグラフィックでも再現できないため、「実際にBB弾を発射し、標的となるモニターに取り付けられたセンサーで感知して命中するとモニター上のキャラクターが倒れる」「鏡により投影する映像を切り替えることで、撃たれた標的が粉々に砕け散るように見える(実際には鏡で標的を投影し、撃たれた瞬間に標的を隠し(あらかじめ用意された)破片を噴出させて見せる)」などのギミックを備えた新作が時々制作される。
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