世界観・共通設定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/22 09:53 UTC 版)
「メサイア・プロジェクト」の記事における「世界観・共通設定」の解説
現実の歴史における、20世紀後半の冷戦を彷彿とさせる世界情勢が続く21世紀の日本において、「警察省」の下部組織「警備局」が設立した「特別公安五係」(通称 “ サクラ ”)に所属するスパイ(エージェント)達が、各国との熾烈な情報戦において唯一無二のパートナー・“ メサイア ”のみを頼りにし、死しても省みられる事の無い非情な任務に身を投じる様が描かれる。 作品ごとに世界の状況設定は多少異なり、時には日本国内の反政府組織とも暗闘を繰り広げたりするが、「軍縮が進み直接的な戦闘行為は減り表層上は平和になったものの、逆に情報戦が重視されるようになり、一般人の知らない所では各陣営が放ったスパイたちによる、一種の代理戦争が行われ続けている」という部分は概ね共通している。 なお、登場人物達は特殊訓練により身体・頭脳を極限まで高めてはいるが、この種の作品に良くある異能の力などは誰も持っておらず、全て普通の人間たちである。 特別公安五係 架空の組織「警察省」の下部組織「警備局」が設立した、精鋭スパイたちが多数所属するセクション。スパイたちには常に危険な特殊任務が与えられるため、死傷率も高い。 サクラ 特別公安外事五係および所属するスパイたちの通称。日本という国の象徴ではあるが儚く散りゆく運命にある桜の花がスパイの死に様に重ねあわせられ、何時しかサクラと呼ばれるようになった。サクラになったスパイは国籍も過去の経歴も抹消され公式には存在しない者として扱われ、仮に任務中に死亡しても一切の証を残してはならないという掟が架せられている。 メサイア サクラ2名が結ぶ、特別な関係の通称。 スパイは他者を裏切り裏切られるのが常であり、任務に失敗すればソレは即ち「死」を意味する。このような世界で基本的に頼れるのは自分だけであるが、サクラになる為に訓練を積む「候補生」たちの間において、ある一人がコレと見定めた別の一人と「任務に失敗した時は、どんな事があっても互いを救う」という約束が交わされるようになった。この約束を取り交わした相手を絶望的な状況から救い出してくれる「救世主」になぞらえ、“ メサイア ”と呼ぶ。メサイアになった者同士はサクラになってからも、ある程度の協調関係が築かれるようである。 チャーチ サクラの養成機関。 ボスホート 北方連合のスパイ養成機関。
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