世界のクロスワード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/24 06:20 UTC 版)
「クロスワードパズル」の記事における「世界のクロスワード」の解説
ヒントから導かれる言葉をマスに埋めるという基本ルールは同じだが、国によって枠の組み方・カギのつけ方には差がある。 アメリカ 黒マスの連続に制限がないが、必ず対称的に配置しなければならない。また、すべてのマスが縦横両方向で使われていなくてはならない。黒マスの数は全体の1/6以下、単語は原則として3文字以上のものにするのが一般的である。 フランス カギは列ごとにつけられる。黒マスの配置に制限はないが、数を減らすことが望ましいとされており、全体の9割以上が白マスである問題も珍しくない。 イギリス 対称形であるがアメリカの物より文字の絡みは少なく、外見はスケルトンに近い。 イタリア 枠の形には制限がない。中に入れる単語は名詞(固有名詞を含む)に限定される。2つ以上の単語をつなげて入れることも認められる。盤面に黒マスがなく解きながら解答者が自分で黒マスを配置する形式の問題も多い。 スウェーデン 黒マスの配置に制約は無い。カギが黒マスの中に記述されるのが特徴であり、これが日本のアロークロスの原型である。 ポーランド 枠の形はイギリスのものに近い。カギはスウェーデンのと同じように黒マスの中に記述される。 ヘブライ語 通常は子音のみを使用するが、作者の考えなどにより母音を伴うこともある。通常の文章同様、単語は右から左に記入する。 アルファベットを使用する場合、通常は大文字が使用される。言語によって以下のような慣例がある。 フランス語やイタリア語の問題でアクセント記号付きの文字がある場合、記号を取り除いた上で記入する。 ドイツ語の問題でウムラウト付きの文字(ä、ö、ü)があった場合、2文字(ae、oe、ue)に分解して記入する。ßも、ssの2文字に分解する。 オランダ語のIJ、チェコ語・スロバキア語のChは1文字として扱い、1マスに記入する。 スペイン語のch、Llは2文字として扱う。
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