上方演劇界の人々
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高城百合子(たかしろ ゆりこ) 演 - 井川遥 千代の憧れの女優。 大正13年(1924年)、所属事務所から活動写真女優への転向を求められたことを不服に逃亡中、千代と知り合う。岡安に身を潜め引退を迷うなか、千代と戯曲『人形の家』の台本を読み合わせたことや、それを見た女中たちから受けた拍手喝采で女優を続けたいと思い直し、去っていく。 その際、千代に「一生一回、自分が本当にやりたいことをやるべき」とアドバイスする。 京都の鶴亀撮影所に異動後は看板女優として活躍。撮影所に入所した千代を再会当初は覚えてなかったものの、『太陽の女 カルメン』の撮影中に監督の村川と揉めて逃走中、再び千代に助けられて思い出す。その際には、千代に役を与えるよう社長に掛け合うと約束する。 演技を巡り村川との衝突が絶えなかったことから『太陽の女 カルメン』の撮影を放棄し、共演男優の小竹と駆け落ちし失踪する。昭和12年の暮れに千代と一平のもとを訪ねた際には小暮と結婚しており、小竹との関係を聞かれると「過去は振り返らないことにしてるの」と返す。サイゾーウーマンのコラムにて本作の解説する歴史エッセイストの堀江宏樹やYahoo!ニュースで本作を解説するメディア文化評論家の碓井広義は、モデルは岡田嘉子と推測している。 早川延四郎(はやかわ えんしろう) 演 - 片岡松十郎(回想:先田慧) 歌舞伎役者。 若かりし頃、お茶子修行中のシズと恋仲になり駆け落ちの約束をするが、彼女が来ず破局。以後、彼女への未練を断ちきれず手紙を送り続けるも、読まれることは無かった。20年後、廃業を決意。最後の興行で道頓堀を訪れた際に偶然シズと再会し逢引を持ちかけるが、千代やシズ本人から幸せで後悔の無い人生を送っていると聞いて潔く身を引く。実は病魔に侵されており、シズと再会してから1か月後に息を引き取る。 歌舞伎役者 演 - 片岡千次郎 延四郎と舞台で共演する。 踊りの先生 演 - 藤間豊宏
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