万治の石仏とは? わかりやすく解説

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万治の石仏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/12 03:05 UTC 版)

万治の石仏(まんじのせきぶつ)は、長野県諏訪郡下諏訪町東山田字石仏にある、江戸時代前期の1660年万治3年)に造られた石仏。所有者は下諏訪町で、同町の指定有形文化財に指定されている(1982年昭和57年)3月26日指定、登録名「万治の石仏(みたらしの石仏)」)[1][2]砥川を挟み、諏訪大社下社春宮の対岸に位置する。所在地の小地名「石仏」も同石仏に由来する。


注釈

  1. ^ ただし、願主の明誉浄光と心誉廣春の2人は僧籍に見当たらない。
  2. ^ 1673年延宝3年)の検地帳1773年享保18年)の『諏訪藩主手元絵図』による[1]
  3. ^ 1805年文化2年)の下の原村『山の神講歳代記』による[1]
  4. ^ 2008年平成20年)に矢ヶ崎から下諏訪商工会議所へ権利譲渡された[20]
  5. ^ 市川は、2002年平成14年)および2020年令和2年)に「万治の石仏」の名は湖国新聞の記事(1974年8月13日)が初出である旨を述べている。 矢ヶ崎は、1977年(昭和52年)に「市川梶郎(市川一雄のペンネーム)は「万治の石仏」の事実上の名づけ親であり、その名称を早速に商標登録出願したオレは策略的アキンドだ」と述べる一方、2020年令和2年)になって「何の工夫もなく付けた名前だが、今になってみれば良い名前だったと思う」、「これからも多くの人に愛される石仏であってほしい」と回想している。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j 万治の石仏 - 下諏訪町、2021年2月11日閲覧。
  2. ^ 町指定文化財 No.34”. 下諏訪町. 2023年8月20日閲覧。
  3. ^ a b c d e 万治の石仏 - 下諏訪観光協会、2021年2月11日閲覧。
  4. ^ a b 商標出願・登録情報 登録1326194”. 独立行政法人工業所有権情報・研修館. 2023年7月8日閲覧。
  5. ^ a b c d e 宮島潤子『謎の石仏 作仏聖の足跡』角川書店〈角川選書238〉、1993年4月30日、10-20,219-222頁。ISBN 4-04-703238-7 
  6. ^ 宮島潤子『謎の石仏 作仏聖の足跡』角川書店〈角川選書238〉、1993年4月30日、148-150,152頁。ISBN 4-04-703238-7 
  7. ^ 今井廣亀『諏訪の石仏』諏訪教育会、1971年2月15日、71-72頁。 
  8. ^ 有賀恭一「諏訪の石」『郷土』第2巻第1-3号、郷土発行所、1932年7月25日、178-202頁。 
  9. ^ 池上隆祐 編『石(昭和7年刊『郷土』復刻版)』木耳社、1978年6月5日、178-202頁。 
  10. ^ a b 宮島潤子『謎の石仏 作仏聖の足跡』角川書店〈角川選書238〉、1993年4月30日、232頁。ISBN 4-04-703238-7 
  11. ^ 中村龍口(中村龍雄)『万治石佛の謎』自主出版、1975年、10,28頁。 
  12. ^ 「おんばしらに強い興味 前衛美術家岡本太郎さんが調査に 「本来の姿」「スワ族」に独自の見解のべる」『湖国新聞』第9116号、湖国新聞社、長野県諏訪郡下諏訪町、1974年5月28日、4頁。 
  13. ^ 「新名所、万治の石仏 岡本さんが”発見”、紹介」『湖国新聞』第9192号、湖国新聞社、長野県諏訪郡下諏訪町、1974年8月13日、4頁。 
  14. ^ a b c d 市川一雄『と川石人語り』草風社、2002年11月、97-112頁。 
  15. ^ 岡本太郎「諏訪の石仏」『朝日新聞東京夕刊』、朝日新聞社、1975年6月24日。 
  16. ^ 岡本太郎「諏訪「御柱祭」」『芸術新潮』第31巻第7号、新潮社、1980年6月、147頁。 
  17. ^ 新田次郎「万治の石仏」『オール讀物』第31巻第9号、文芸春秋、1976年9月、32-59頁。 
  18. ^ 新田次郎『鷲ヶ峰物語』講談社、1977年2月24日、121-173頁。 
  19. ^ a b 矢ヶ崎孫次「秋の夜長に狂った」『湖国新聞』第10316号、湖国新聞社、長野県諏訪郡下諏訪町、1977年10月13日、3頁。 
  20. ^ a b c 「万治の石仏」名付け親 30年ぶり下諏訪に - 『長野日報』2020年10月16日、2021年2月11日閲覧。
  21. ^ 商標出願・登録情報 登録4173914”. 独立行政法人工業所有権情報・研修館. 2023年7月8日閲覧。
  22. ^ 小倉美惠子『諏訪式。』亜紀書房、2020年10月2日、217-219頁。ISBN 978-4-7505-1665-3 
  23. ^ a b 「万ず治まる」人々願い 下諏訪の万治の石仏グッズ人気(信濃毎日新聞(2020年7月7日)) - 北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ、2021年2月11日閲覧。


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