一般路線バスの運賃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 13:28 UTC 版)
2021年7月31日時点。 基本の運賃は、大人220円・小児110円の均一制。 ただし、神戸特区と大阪特区、尼崎特区に相当する区間と路線は大人210円・小児110円。神戸特区(神戸市バスと同調)は、西宮神戸線の甲南本通 - 神戸税関前間とHAT神戸線の全区間。 大阪特区(大阪シティバスと同調)は、大阪ローカル線の阪神杭瀬駅北 - 野田阪神前間と北大阪線の全区間。 尼崎特区は、尼崎市内全域(阪神線の尼崎スポーツの森線と尼崎市内線は全線が該当)。 一方、伊丹市交通局も大人210円・小児110円だが、阪神は運賃を合わせていないため競合区間では10円高い二重運賃となる(なお、尼崎市・伊丹市内を走る阪急バスは伊丹市バスに合わせた運賃制度である)。 特区と特区外をまたがる場合には基本の運賃(大人220円・小児110円)とする。 運賃均一化以前は、均一運賃の路線を除き多区間制・整理券方式で、該当路線を運行するバスには整理券発行機が備え付けられていた。なお、現在でも上記210円区間での乗車時(西宮神戸線の神戸税関前方向の甲南本通以西と阪神線の尼崎特区)には全線の特区内の場合を除き整理券を発行する。プリペイドカード乗車券を導入した際に、カードリーダーの設置に併せて原則均一制を導入した。元々長距離利用の割合が小さかったこともあり、運賃収入の減額というデメリットよりも設備投資額の抑制というメリットを取った。一般的な整理券方式の車両には、カードリーダーは乗車時用と降車時用の2機あるが、阪神バスの場合は運賃箱に内蔵されている降車時用のみ。この為、特区運賃区間乗車時はカード利用者も整理券を取り、支払い時はカードをリーダーに通す前に整理券を運転手に提示し、運賃箱の運賃設定操作後にカードをリーダーに通すと言う方法を採っていた。何も言わずに通すと基本運賃が差し引かれる。 阪神線は尼崎特区を含め後乗り前降りの後払い、尼崎特区のうち尼崎市内線は前乗り後降りの前払いを採用。 小学校就学前の幼児は、運賃を支払う大人1名につき、2名まで無料。2009年2月28日までは1名まで無料だったが、阪急バスに合わせる形で変更となった。 尼崎ドライブスクールとの連携により、2021年7月31日から同校の教習生は学校から尼崎市内線が全線無料となるパスが支給される(費用は学校が負担)。その他の来校者(高齢者講習や入所申し込み時など)も一旦運賃支払の上、運転手より乗車証明書を受け取り、証明書を学校の受付へ提出することにより往路運賃の払い戻しおよび復路用(学校発の路線のみ有効)の乗車券交付により運賃無料とする扱いを行う。
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