尼崎スポーツの森線
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阪神出屋敷 - 高洲 - 中浜 - 鶴町 - 尼崎テクノランド前 - 末広町 - 尼崎スポーツの森 2006年に阪神尼崎から難波、出屋敷を経由して尼崎スポーツの森まで開設。尼崎市南部に出来た尼崎の森中央緑地の中にあるスポーツ施設である尼崎スポーツの森へのアクセス路線である。なお、尼崎市内線(旧・尼崎市交通局。市バス)もこのエリアへの乗り入れ路線があるほか、尼崎・西宮市内からスポーツの森が独自に送迎バスを運行していることもあり、当路線はその選択肢の一つとなっている。平日ダイヤでの運行も行われていたが、2018年5月14日から土休日ダイヤのみの運行に変更となった。 開設当時、隣接地には工都尼崎再生のシンボルと目されたパナソニック プラズマディスプレイ(以下、パナソニックPDP)尼崎工場が設置され、パナソニックのプラズマディスプレイ事業撤退により2014年に閉鎖されるまで同工場へのアクセス目的も併せ持っていた。 阪神出屋敷 - パナソニックPDP間は、市バス(路線番号・85番)と共同運行となり、阪神出屋敷は駅北口の市バス乗り場を共用(既存の路上にある「出屋敷」停留所にも停車するが、市バスは通過)している。2008年10月15日より阪神出屋敷 - パナソニックPDP間無停車の直行便が1往復のみ開設(土休日は臨時便も設定。市バスも1往復運行)された。この時点で乗降方式(阪神は後乗り前降り、市バスは前乗り後降り)や運賃(阪神は大人210円、市バスは大人200円) の違いはそのままで運行されていた(後述の通り2016年2月1日より尼崎特区の新設により運賃は市バスに合わせられた)。これに伴い、当路線と市バスの両方に乗車できる共通回数券も設定された。この回数券は市バスは全線で利用できるが、阪神は出屋敷 - パナソニックPDP前間に限り利用できた。 2010年4月26日のダイヤ改正で、阪神尼崎 - 阪神出屋敷間を廃止、阪神出屋敷 - 尼崎スポーツの森間を増便した。この時点ではパナソニックPDP折返便は夜間および土休日の朝に運行されていた。 2012年10月28日のダイヤ改正で減便され、パナソニックPDP折返便は平日朝の阪神出屋敷発の4便のみとなった。 2014年4月1日、パナソニックPDP尼崎工場の閉鎖に伴い、「パナソニックPDP前」の停留所名が「末広町」に改称された。なお市バスは、一足早く3月1日付けで変更している。 「パナソニック プラズマディスプレイ」も参照 市バスから移譲を受けた後の2016年3月22日から、尼崎スポーツの森線であった阪神出屋敷 - 末広町間の便は、尼崎市内線85番に車種変更という形で統合されたが、尼崎スポーツの森発着便は阪神線のまま運行を継続している。出屋敷駅でののりばも同じであるが、出屋敷(路上)停留所については引き続き阪神線の便だけが停車している。また、経路上にある西宮尼崎線(および2016年まで末広町着で運行していた宝塚ローカル線)が停車する、高洲停留所には当初停車しなかったが2018年現在は停車している(阪神尼崎始発だった頃は昭和南通七丁目と竹谷小学校前も通過していた)。
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