一般路線の運賃制度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 08:38 UTC 版)
一般路線バスの運賃(2019年10月1日改定、以下大人運賃)は、大阪府下の近鉄沿線を中心とした地域は、初乗り(半区)210円の特殊区間制。茨木・摂津地区は220円の均一運賃となっている。なお、山間部・郊外などで対キロ制運賃を採用している区間もある。大阪市内では大阪シティバスに合わせた均一運賃(210円)、京都市内では京都市バスに合わせた運賃制度となっている。また、PL病院正面玄関前停留所においては病院利用者向けに富田林駅前との間で無料とする扱いを行っている。 また、100円均一運賃は、近鉄上本町駅発着の各路線や八戸ノ里駅と近畿大学を結ぶシャトルバスなどで実施している。 一般路線バスにおいては、2015年4月1日より、PiTaPa・ICOCAなど10種類の交通系ICカード相互利用を開始し、一般路線バス全線と八尾市内 - 京都間の高速バスで導入された。PiTaPa利用時には月あたりの利用金額1,001円以上で割引が発生する(登録不要)。また、茨木・摂津地区に限り登録型割引で一定額以内での利用が可能となっている。なお、ポストペイであるPiTaPaを除くICカードは、近鉄バス車内でのチャージはできないので あらかじめ鉄道駅やコンビニエンスストアなどでチャージしてから利用することになる。 過去には自社専用の磁気乗車カード「近鉄バス回数カード」が利用可能であった(2019年9月30日で発売終了、2020年11月30日で利用終了)。 なお、2021年1月現在、自社での回数券ICカード は発売していない。 定期券はバス単独定期(区間指定とゾーン定期)のほか、近鉄電車・阪急電鉄・JR西日本との間で連絡定期券を発売している。連絡定期券の場合は駅を基準に同一運賃区間内で自由に下車可能なゾーン定期となる。また、連絡定期券の場合は近鉄・阪急・JRの駅(窓口または定期券対応券売機)での発売となる。 バス単独定期券はゾーン定期に関しては近鉄電車の駅でも購入可能であるが、その他の定期券類はバス営業所や出張発売所での扱いとなるほか、近鉄バス本社への申込みによる通信販売も行われている。
※この「一般路線の運賃制度」の解説は、「近鉄バス」の解説の一部です。
「一般路線の運賃制度」を含む「近鉄バス」の記事については、「近鉄バス」の概要を参照ください。
- 一般路線の運賃制度のページへのリンク