一般言語学とは? わかりやすく解説

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いっぱん‐げんごがく【一般言語学】

読み方:いっぱんげんごがく

言語一般対象とし、そこに共通してみられる普遍的な事象を扱う学問理論言語学


理論言語学

(一般言語学 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/09 01:59 UTC 版)

理論言語学(りろんげんごがく、英語:Theoretical Linguistics)は、以下の2つの用法がある。

一般言語学

研究対象を特定の言語に限定せず、言語一般を対象とし、そこに共通してみられる普遍的な事象を扱うことで、人類の言語一般に潜む諸性質、法則などの発見を目的とする言語学である[1]個別言語学と対比される。一般言語学(General Iinguistics)ともいう。統語論形態論音韻論音声学などはすべて一般言語学の範疇にある。

経験科学としての言語学

原始要素の集合と原理および規約・制約の集合からなる言語モデルを構築し、それがもたらす予測群を実際の現象に照らし合わせて確認、あるいは棄却・修正を行うという、理想化と仮説検証法による言語学。仮説検証法という部分を強調するために「経験科学としての言語学」と言う場合がある。

形式言語学を同義に用いることもあるが、必ずしも数理的方法を採用しているわけではない。広義には仮説検証法による言語研究はすべて理論言語学ということができ、文献学伝統哲学的伝統などの中にしばしばこれに相当する研究を見出すことができるが、生成言語学を指すのが慣用となっている。

脚注


一般言語学(言語理論)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/13 22:02 UTC 版)

エミール・バンヴェニスト」の記事における「一般言語学(言語理論)」の解説

『一般言語学の諸問題』(Problèmes de linguistique générale)では、ソシュールの「ラング」の言語学静態性を批判し文法超えた文の完結性(表意作用指向性)に焦点当て個別一回的ディスクールによる現実状況への参加射程収めたディスクール」の言語学提唱ポール・リクールらの物語論影響与えたまた、ソシュール言語記号概念内容との恣意性原理に関しては、記号その内容社会文化的な文脈持ち、その限りにおいて「必然性」を持つとして批判した論文言語記号性質」)。

※この「一般言語学(言語理論)」の解説は、「エミール・バンヴェニスト」の解説の一部です。
「一般言語学(言語理論)」を含む「エミール・バンヴェニスト」の記事については、「エミール・バンヴェニスト」の概要を参照ください。

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