『言語学論攷』(1944年1月、敞文館。その後『一般言語学と史的言語学』と改題)
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「泉井久之助」の記事における「『言語学論攷』(1944年1月、敞文館。その後『一般言語学と史的言語学』と改題)」の解説
泉井がそれまでに発表した論文・雑記などをまとめた論集。若き泉井がいかに言語と言語学に取り組んでいたかを知るうえでも、興味深い論集である。たとえば、論文「最近佛蘭西言語学界の展望」は、フランス言語学会の趨勢を記述したものだが、泉井が史的言語学をはじめ一般言語学、特殊言語学、音声学をはじめ、中国音韻学の進展まで正確に把握していたことは、当時の通信事情を考えると、驚くほどである。(なお、本論には、泉井がついにまみえることのなかった師、アントワーヌ・メイエ〔1866-1936〕の追悼文も収録されている。)
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