概念内容
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/08 04:05 UTC 版)
「ディフェンシブ・リアリズム」の記事における「概念内容」の解説
勢力均衡を念頭に置き、アナーキーな国際システムにおいてある一国が他国に勢力拡大をしようとする時、他国は勢力均衡を保とうとする(このとき生まれるのが安全保障のジレンマである)。このため、国家がパワー、すなわち軍事力を拡大するために、軍事力の最大化を図ることはないとし、国家は基本的に防衛を主とした政策をとる、とする。チャールズ・グレイサー(英語版)によると、協力関係を生み出せるのであれば、国家はパワーを強大化することなく、自助行為の一環として自ら進んで相手への譲歩を図る、としている。 また、一口にディフェンシブ・リアリズムといっても多様であり、ケネス・ウォルツによる、国家の目標は権力ではなく、安全保障だとする主張全体(ネオリアリズム)を指すこともある。
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