概念化と歴史とは? わかりやすく解説

概念化と歴史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 18:20 UTC 版)

台湾語」の記事における「概念化と歴史」の解説

18世紀から19世紀台湾では、戦乱続き人心乱れた政府中国および日本)に対す蜂起加え民族同士戦い多かった通常交戦国は、使っている言語ごとに同盟組んだ歴史上客家語台湾語を使う民族との間、それらと台湾原住民との間、さらに泉州弁を使う民族漳州弁を使う民族との間の戦いがあったと記されている。 その後20世紀になってから、台湾語概念化は、ほとんどの中国語のどの変種よりも大きな物議かもしたというのも1949年台湾に来た外省人と、既に台湾にいた大部分台湾人本省人)の間に明確な差が見られたからである。これら2つグループ間における政治的言語的な溝はほとんど埋まったにもかかわらず台湾語に関する政治的問題は、他の中国語変種にかかる問題よりも、大きな議論となり、また微妙な問題となった台湾語歴史と、標準中国語である北方語北京語Mandarin)との相互関係は複雑で、常に議論の的になっている台湾語をどう呼ぶかという呼称すらも議論対象となっている。一部の者は、台湾語という呼称は、北京語客家語台湾原住民族語などのその他の言語存在過小評価する印象与えるとして、反対している。そういう人たちの多くは、これを中国福建省使われる言語変種であるする観点から、閩南語、または福建語 (Hokkien) という呼称の方が良い主張する。しかし、福建省では客家語ショー語など異な言語存在するので、閩南語という呼称もまた福建省多様性無視するものとなっている。一方で台湾中国ではないとする観点から、閩南語福建語という呼称は適切ではないとして、また台湾他の言語集団にも配慮して、より中立的な名称としてホーロー語、あるいは台湾ホーロー語と呼ぶことが増えている。

※この「概念化と歴史」の解説は、「台湾語」の解説の一部です。
「概念化と歴史」を含む「台湾語」の記事については、「台湾語」の概要を参照ください。

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