ワンゴンとその家族・親族
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「太祖王建の登場人物」の記事における「ワンゴンとその家族・親族」の解説
ワンゴン(王建):オ・ヒョンチョル(少年期) / チェ・スジョン(崔秀宗)(青年・壮年期) プヨン:パク・サンア ワンゴンの第一夫人。貞州の豪族ユ・チョングンの娘。 高麗建国後、皇后にたてられる。この頃から、体調が優れなくなる。本来、気が弱い性格で精神的な重圧が心の病へと変わり、それが体に変調をきたしたからだった。建国後の混乱で、ワンゴンに心配事を知らせたくないという考えで、口外しないようにした。 トヨン:ヨム・ジョンア ワンゴンの第二夫人。西南海の豪族オ・ダリョンの娘。 続編的作品『帝国の朝』にも登場している。(演じた俳優はパン・ヒョジョン) スイン:チョン・ミソン ワンゴンの第三夫人。忠州の豪族ユ・グンダルの娘。 続編的作品『帝国の朝』にも登場している。(演じた俳優はチョン・ヨンスク) ワン・リュン(王隆):シン・グ(申久) 松嶽城主でワンゴンの父。さらに商人でもあり、諸外国との交易によって松嶽を繁栄させた。トソンの預言を信じ、ワンゴンを王たる人物にするため、幼少の頃から武芸・学問の師につかせて教育を施した。知己の間柄であったカン長者の娘、ヨンファをワンゴンの許婚としていたが、婚期を先延ばしにして結婚させなかった。理由は、ヨンファは皇后の器でないとワン・リュンが考えたためである。 周辺の豪族と連合を組み、自衛しようと模索したが、利害関係のもつれにより実現しなかった。その間に、クンイェが勢力を伸ばし、ワン・リュンはクンイェに服属を決意する。この時、ワン・リュンはワンゴンに家督を譲っている。ワン・リュンはクンイェに松嶽の全てを差し出し、松嶽を首都にするよう勧めた。クンイェの軍師、チョンガンによって、金城太守に任じられ、ワンゴンと離れ離れとなる。897年、金城にて病死する。ワンゴンが高麗を建国すると、世祖威武大王の号を受けた。 新羅に追われていた幼少時のクンイェを匿い、彼の望みどおりに世達寺へ連れていったりするなど優しい一面もある。また、人を見る目にも長けており、キム・ウィホンの護衛隊長だったキョンフォンの器量を見抜き、共に仕事をしないかと誘いをかけたりもした。 鉄円攻略時、クンイェは“大虎”と、チョンガンは“老いた山猫”と評した。 ハン氏(韓氏):ソ・リウム ワンゴンの母。ワン・リュンが金城太守になった際、ワン・リュンに同行して金城へと移る。ワン・リュンの死後は、寺に入ってワン・リュンの菩提を弔った。 ワンゴンを生んだ際に、不思議な光が空から降り注ぎ、庭一面を照らしたという。 ワン・ピョンダル(王平達):チャン・ハンソン ワン・リュンの弟。ワンゴンの叔父。 兄のワン・リュンを助け、諸外国との交易を行う。ワン・リュンがクンイェに降伏すると、ワン・リュンから家業である貿易業を引き継ぐよう、命じられる。息子のワン・シンニョム、ワン・シンと交易を盛んに行い、衰退していた松嶽に再び繁栄を取り戻す。錦城攻略後、閼粲の位と広評省の徐事の位を与えられた。その後、パク・チユンの後を受け、匡治奈の位に就いた。 ワン・シンニョム(王式廉):チョン・グクチン ワン・ピョンダルの息子。ワンゴンの従兄弟。 父と共に、貿易業を営み松嶽の復興に貢献する。のちにワン家の貿易業を一手に担うことになる。同時に大規模な情報網を作り上げ、国内外の情報を逐一収集している。もたらされた情報により、西南海の豪族たちが過度の徴税により、強い不満を抱いていること。尚州攻めは無理をせず、親子間の不仲を利用するよう、ワンゴンに進言している。錦城上陸作戦では、先行して豪族の内応工作を進めた。錦城攻略後、広評省の員外郎に任じられた。 高麗建国後、“兵部卿”に任じられる。北方の情勢をヨムサンと共に探りに平壌に向かった。 続編的作品『帝国の朝』にも登場している。(演じた俳優はキム・フンギ) ワン・シン(王信):キム・グァンヨン ワン・ピョンダルの息子。ワン・シンニョムの弟で、ワンゴンの従兄弟。 高麗建国後、水軍を統率し、その財を調達する“都航司”に任じられる。パク・スムン、パク・スギョンと共に諸外国との官貿易を広げる任にあたった。
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