ラーバンコミュニティとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ラーバンコミュニティの意味・解説 

ラーバンコミュニティ

(ラーパンコミュニティ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 21:37 UTC 版)

ラーバンコミュニティ(Rurban community)とは、1915年に、アメリカ合衆国の農村社会学者C.G.ギャルビンが、南北戦争以降、産業資本等が大都市に集中し農村社会が孤立した状況に対して、都市社会と農村社会との融合として提起したコミュニティの観念。

ラーバン(rurban)は、ルーラル(農村の)とアーバン(都市の)の合成語。

ラーバンデザイン

都市的状況と農的、自然的状況が共生する新しい生活環境像を積極的に模索、検討しそれを具現化しようとするものを日本ではラーバンデザイン(rurban design)と呼んでいる。これは人、もの、機能における都市的要素と農村的要素の混在の容認、受容と混在するそれらの連携、補完による共生を基本的な視座としている。

日本建築学会・編『ラーバンデザイン「都市×農村」のまちづくり』(技報堂出版、2007年)によると、 「ラーバン」という言葉は都市と農村の混在・混住地域の状況を示し、 両方の利点が生かされた良好な生活環境となりうる地域づくりへの取り組みや課題、法整備への提言として 多くの問題を抱えている混在・混住のエリアを積極的に可能性を評価して位置づけ、それをラーバンエリアと呼び、 その計画・デザインに関して発信することをラーバンデザイン大きな目標としているとされる。 そしてラーバンエリアでのまちづくりの取組みを収集しそれらを紡ぎ摺り合わせてラーバンデザインというものの有り様を明確にするという試みから、日本建築学会の農村計画委員会で農村計画ラーバンデザイン小委員会が設けられている。

関連項目

  • 混任地域



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ラーバンコミュニティ」の関連用語

ラーバンコミュニティのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ラーバンコミュニティのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのラーバンコミュニティ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS