YIMBY
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/10/06 18:03 UTC 版)
(インビー)は、英語の句「yes in my backyard」に由来する語で、自宅の近くで住宅などを建築・建設することを支持する人のことであり、建築・建設に反対するNIMBYとは逆の立場をとる人のこと[1]。典型的な YIMBYは、地代が上昇して負担になっている地域で新たな住宅の建設を求めるといった形で現れる。
- 歴史
アメリカ合衆国で、YIMBY運動の初期のリーダーだったのは、ニューヨークのダン・ジョージ (Dan George) やニコライ・フェダック (Nikolai Fedak)、サンフランシスコのソンジャ・トラウス (Sonja Trauss) といった人々であった[2][3]。YIMBYに関する最初のニュースサイト「New York YIMBY」[4] は、フェダックが編集し、ジョージが資金を提供して立ち上げられ、ニューヨークで運営されている。「Yes In My Backyard」をテーマに掲げた最初の会議は、2016年6月にコロラド州ボルダーで開催された[5][6]。
- バリエーション
- YIGBY(Yes in God's Backyard)教会所有敷地に住宅を建設することを支持 ─ 米国のカリフォルニア州や他の一部の州では、手頃な価格の住宅(普通の人々が購入可能な価格帯の住宅)の開発を手がける事業者とキリスト教会(信仰組織)の連合体の要請を受け、州政府が新たな法律の制定を進めている。こうした法律は、これまで教会所有の土地において手頃な住宅を建設することを禁じていた土地の用途規制(ゾーニング)を緩和するものである。2023年、カリフォルニア州はSB4法案を可決した。この法律は、キリスト教会および非営利の大学が所有する土地において、すべての住戸が市場価格より低い家賃で貸し出されることを条件に、1エーカーあたり最大30戸の住宅建設を合法とするものである。カリフォルニア大学バークレー校の調査によると、この法律によりカリフォルニア州全体で約17万エーカーの土地が手頃な住宅開発の候補地として開放されることになる。このように教会所有の土地で住宅や賃貸住宅を建設して住宅価格や賃貸価格の抑制に活用することを「Yes, in God's Backyard」、略してYIGBYと呼ぶことがある。
- 風力発電所の建設の支持 ─ YINBYには、クリーンなエネルギー源を求めて自宅近くに風力発電施設(風力発電タービン)の設置を求めることを支持する人もいる[7][8]。
脚注
- ↑ “YIMBY”. Cambridge Dictionary. 2026年10月7日閲覧。
- ↑ “In Cramped and Costly Bay Area, Cries to Build, Baby, Build - The New York Times”. 2017年4月28日閲覧。
- ↑ “Sure, Build It in My Backyard - The New York Times”. 2017年4月28日閲覧。
- ↑ New York YIMBY
- ↑ “Yes In My Back Yard!”. 2016年9月15日閲覧。
- ↑ “The First-Ever YIMBY Conference Is Happening Right Now - Slog - The Stranger”. 2017年4月29日閲覧。
- ↑ “YIMBY Festival brings together Toronto's city-builders - Metro News”. 2016年9月15日閲覧。
- ↑ “The Stop’s matchmaking service connects gardens and their keepers | Toronto Star”. 2017年4月28日閲覧。
外部リンク
- YIMBYのページへのリンク