ライセンスの選択
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/29 14:04 UTC 版)
「ライセンスの氾濫」の記事における「ライセンスの選択」の解説
不要なライセンスを作り、コードの再利用性を低下させないようにするためには、既存のライセンスと互換性のあるライセンスを作成するか、既存のライセンスから、そのソフトウェア、ドキュメントの性質、規模や利用形態により適切なものを選択する必要がある。FSFは相互に両立しないライセンスを誤って選択しないための一つの指針を提示している。例えば、既にプロプライエタリな実装が存在するソフトウェアでは(とりわけそのようなものはライブラリに多い)二次的著作物を同一のライセンス下に置くのは制限が強過ぎて組み合わせて頒布できなくなるので、弱いコピーレフトを持つライセンスである、LGPLが適切だと述べている。またウェブアプリケーションでは"Remote Network Interaction"条項という、頒布されなくともコピーレフトを発揮するGNU AGPL(バージョン3)が適切であり、プロプライエタリなフォーマットの置き換えを目標とするもの(例: MP3に対するOgg+Vorbis)や小規模なソフトウェアでコピーレフトが必要ないと考えられる場合はApache Licenseバージョン2が適切であるとも述べている。その他のプログラムやライブラリはGPLが適切であると述べている。Apache Licenseバージョン2はBSDライセンスと同じくパーミッシブ・ライセンスであり、二次的著作物を同一の許諾条件に置く必要はない。よってプロプライエタリソフトウェアと組み合わせることができるが、BSDライセンスとは異なり特許に対するある程度の防御策が施されているため、単なるBSDライセンスを採用するよりも不当な特許権主張の訴訟攻撃を緩和できると期待される。
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ライセンスの選択
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 03:15 UTC 版)
「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス」の記事における「ライセンスの選択」の解説
6つのライセンスのどれを選択し採用するかは、作者が作品の利用に際して「商用利用を許可するか」と「改変を許可するか」の二つの質問に答えることで決めることが出来る。クリエイティブ・コモンズはライセンスを選択するツール「Choose License」をウェブサービスとして公開している。 アイコン説明略称表示を要求するか改変を許可するか商用利用を許可するか自由文化作品を許可するかOKF(英語版)のThe Open Definition(英語版)に適合するか パブリックドメインとして公開 CC0 No Yes Yes Yes Yes 表示のみ BY Yes Yes Yes Yes Yes 表示 + 継承 BY-SA Yes Yes Yes Yes Yes 表示 + 非営利 BY-NC Yes Yes No No No 表示 + 非営利 + 継承 BY-NC-SA Yes Yes No No No 表示 + 改変禁止 BY-ND Yes No Yes No No 表示 + 非営利 + 改変禁止 BY-NC-ND Yes No No No No
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