ライセンスの取得方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/28 14:16 UTC 版)
「モータースポーツライセンス」の記事における「ライセンスの取得方法」の解説
FIA,JAF発行の四輪自動車の国内B級競技運転者(ライセンス)を例にとって説明する。 普通自動車の運転免許を取得する。 日本自動車連盟(JAF)の個人会員となる。(家族会員は不可) 下記のいずれかの条件を満たす。JAFもしくはJAFの登録クラブが主催する講習会に参加する。 登録クラブから推薦してもらう形で申請書を作成する。(当該申請料のほかに推薦料が必要となる) JAF公認のクローズド競技会(ライセンスを必要としないクラス)で完走し、証明書の発給を受ける(事前に主催者に完走証明を貰えるか問い合わせるのが望ましい。また証明印が必要になるため、申請書を主催者に提出する必要がある)。 申請書と申請料をJAFに提出する。(完走証明受領・講習会修了から30日以内に手続きを行わないと失効する) 国内B級を取得してから国内A級を取得する場合、JAF公式競技で完走するなどの必要条件を満たした後に上級ライセンスへの変更申請を行う。この変更は、JAF公式競技での1回以上の完走記録があり、国内サーキット走行の実技試験、レースに関する筆記試験に合格すれば可能である。 以前は、先に国内B級を取得していなければ国内A級の取得は不可能であった。しかし、2012年度よりJAF規定が緩和され、「JAF公認サーキットにてスポーツ走行の経験が50分以上あり、サーキットからの走行証明書を所持している」場合、国内B級を所持していなくても、国内A級ライセンスの講習会を直接受講できることとなった(B級・A級同時付与扱い)。これを受け、一部のサーキットではスポーツ走行会とライセンスの講習会・試験をセットにし、一日で国内A級ライセンスが取得できるプログラムを組んでいる。 国際C級及び国際R級以上のライセンスを取得するためには、国内A級ライセンスを取得した後、所定期間内に行われる公認競技に所定回数完走し、その都度競技長による完走認定印を受けた競技記録カードをJAF本部または支部のモータースポーツ担当部署に添えて上級更新申請をする。(当該年度に申請する場合は、差額となるが、年更新時に同時に行う場合には、新規に申請する上級ライセンスの更新料が必要となる) なおJAFの競技運転者ライセンスはレーシングカートライセンスをのぞき原則として運転免許の取得が前提となる(公認審判員は運転免許所持の有無は問われない)が、ライセンスの発行団体によっては、競技ライセンスの取得に際し運転免許の有無を問わないところもある。また18歳未満の者に対しては競技限定運転許可証「限定ライセンス」が発行される。
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