モデル表現とは? わかりやすく解説

モデル表現

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/09 06:57 UTC 版)

線形システム論」の記事における「モデル表現」の解説

状態方程式 (state equation) 一階線形係数常微分方程式 x ˙ ( t ) = A x ( t ) + B u ( t ) y ( t ) = C x ( t ) + D u ( t ) {\displaystyle {\begin{matrix}{\dot {x}}(t)&=&Ax(t)+Bu(t)\\y(t)&=&Cx(t)+Du(t)\end{matrix}}} の形で表現されるものを対象とする。ただし、 x ( t ) ∈ R n {\displaystyle x(t)\in R^{n}} はシステムの状態, x 0 {\displaystyle x_{0}} はシステム初期状態, u ( t ) ∈ R m {\displaystyle u(t)\in R^{m}} はシステム入力, y ( t ) ∈ R l {\displaystyle y(t)\in R^{l}} はシステム出力である.また, A {\displaystyle A} , B {\displaystyle B} , C {\displaystyle C} , D {\displaystyle D} はそれぞれ ( n , n ) {\displaystyle (n,n)} , ( n , m ) {\displaystyle (n,m)} , ( l , n ) {\displaystyle (l,n)} , ( l , m ) {\displaystyle (l,m)} 次の行列であり、大抵は D = 0 {\displaystyle D=0} の場合厳密にプロパーな系) を扱う.1入力1出力システムをSISO(single input and single output)システムそれ以外MIMO(multiple input and multiple output)システムと呼ぶ.

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モデル表現

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 07:31 UTC 版)

H∞制御理論」の記事における「モデル表現」の解説

H ∞ {\displaystyle H^{\infty }} ノルム (H-infinity norm) 伝達関数評価指標であり、入力出力におよぼす最大の(入力外乱であれば最悪の)影響見積もることができる。 H ∞ {\displaystyle H^{\infty }} は、伝達関数Hardy 空間 H ∞ {\displaystyle H^{\infty }} におけるノルム評価規範としていることに由来する伝達関数 G ∈ H ∞ {\displaystyle G\in H^{\infty }} の H ∞ {\displaystyle H^{\infty }} ノルムは、全周波数領域における最大特異値定義される。 ‖ G ‖ ∞ = sup ω σ ( G ( j ω ) ) . {\displaystyle \|G\|_{\infty }=\sup _{\omega }\sigma (G(j\omega )).} ただし σ ( ⋅ ) {\displaystyle \sigma (\cdot )} は最大特異値である。特に伝達関数スカラーである場合全周波数領域におけるゲインの上界となる。 ‖ G ‖ ∞ = sup ω | G ( j ω ) | . {\displaystyle \|G\|_{\infty }=\sup _{\omega }|G(j\omega )|.} 一般化プラント (generalized plant) 制御入力 u {\displaystyle u} , 外乱入力 w {\displaystyle w} , 制御出力 y {\displaystyle y} , 評価出力 z {\displaystyle z} の 4 つ入出力を持つ、汎用的制御モデルである。 この系は、下図のようなフィードバックu = K y {\displaystyle u=Ky} を適用することを前提としている。 補償器 K {\displaystyle K} を適当に選ぶことで外乱入力 w {\displaystyle w} から評価出力 z {\displaystyle z} までの伝達関数の H∞ノルムG z w ‖ ∞ {\displaystyle \|G_{zw}\|_{\infty }} を望みの値より小さくすることができれば最悪外乱に対して所望外乱抑制効果保証することができる。 状態空間表現では x ˙ = A x + B 1 w + B 2 u z = C 1 x + D 11 w + D 12 u y = C 2 x + D 21 w + D 22 u {\displaystyle {\begin{matrix}{\dot {x}}&=&Ax+B_{1}w+B_{2}u\\z&=&C_{1}x+D_{11}w+D_{12}u\\y&=&C_{2}x+D_{21}w+D_{22}u\end{matrix}}} のように表される

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モデル表現

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 00:15 UTC 版)

非線形システム論」の記事における「モデル表現」の解説

状態方程式 (state equation) x ˙ = f ( x , u ) y = h ( x ) {\displaystyle {\begin{aligned}{\dot {x}}&=f(x,u)\\y&=h(x)\end{aligned}}} とくに入力について1次であるもの x ˙ = f ( x ) + g ( x ) u y = h ( x ) {\displaystyle {\begin{aligned}{\dot {x}}&=f(x)+g(x)u\\y&=h(x)\end{aligned}}} をアフィン系と呼ぶ。

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モデル表現

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/19 09:17 UTC 版)

古典制御論」の記事における「モデル表現」の解説

伝達関数 (transfer function) 系の入力出力ラプラス変換の比を取ったもの。 G ( s ) {\displaystyle G(s)} などと表す。複素数 s {\displaystyle s} の有理多項式表現される。 s {\displaystyle s} を純虚数 j ω {\displaystyle j\omega } に置き換えることで、周波数 ω {\displaystyle \omega } に対す特性調べることができる。 (例) G ( s ) = 2 s + 1 s 2 + 3 s + 2 {\displaystyle G(s)={\frac {2s+1}{s^{2}+3s+2}}} ブロック線図 (block diagram) 伝達関数同士信号流れを表す矢印で結ぶことで、制御系表現したもの。ブロック・ダイアグラムとも呼ぶ。

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