モデラーロケット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/01 08:41 UTC 版)
「マリオアーティストシリーズ」の記事における「モデラーロケット」の解説
自由にポリゴンモデルを製作するモード。ここでセーブした作品は「3Dさくひん」になる。ここで製作した「3Dさくひん」は、「ブロックドーム」でブロックの中の1つとして使用することもできる。また、『タレントスタジオ』でタレント1人分と入れ替えて出演させることが可能であり、1つの「3Dさくひん」の中に使いたいものを幾つも詰め込み部分ごとに使用されることもあった。 つくる 1000ポリゴン、30モデル以内でポリゴンモデルを製作するモード。このモードではポリゴンの形状を点、線、モデル単位で編集することができる。座標を数字で指定するような操作はなく、粘土をこねるような感覚でモデル作成をする。 ポリゴンスタジオでは、モデルの外側の面は見えるが内側の面は見えなくなっている。このため、モデルを裏返せば手前が透明で内側が見えるモデルを使うこともできる。 面ごとに明るさがくっきり分かれる硬い質感と、面の境界で影がぼかされる滑らかな質感を、モデルごとに指定することができる。滑らかな質感はポリゴン数が少ない都合か不自然な影のつき方をすることが多く、ユーザーを悩ませた。 同一モデル内に座標が重複する2つ以上の点を存在させた場合、そのモデルで次に作業をするとモデル全体が消えるという現象がおこる。ただし、こういった点の周囲では滑らかな質感の中でクッキリと影をつけることができるため、故意に仕込んだ後それ以上作業をせず残すというテクニックもある。 サンプルモデルの中には複数のモデルが1つのモデルとして処理されているものが存在し、これを利用すると30以上のモデルを使用することも可能になる。 ペイントする このモードでは作成したモデルに色を塗ることができる。ポリゴンの1枚1枚を指定して絵を貼っていくような操作はなく、モデルを画面上で回してその上に手描きでペイントをしていく。 ペンは、指定した色でベタ塗りする「フェルトペン」と、色を重ねて塗る「すいさいブラシ」、ランダムに点をベタ塗りする「スプレー」の3種類で、3段階の太さで塗ることができる。また、指定した面の塗りつぶし、描いた部分を透明にする「いろをたべる」、描いた部分を白に戻す「けしゴム」、モデル全体に色を重ねて塗る「いろをかさねる」、指定したモデルの同一色を別の色に変える「ぬりつぶし」が使用できる。なお、ここで「色を重ねて塗る」という操作は、既に塗られている色と選択した色の中間の色になるような処理をかけることである。 既定のスタンプや、自作の「2Dさくひん」のスタンプを押すことができる。スタンプを押したときモデルからはみ出て描画されなかった部分がある場合、その部分が後で操作していないのに勝手に押されるバグが存在する。 描画は三角の面ごとに要素の割り当てられ方が決まっており、面の形が歪めば描画のされ方も歪み、大きさが変わればきめ細かさも変わる。三角の3つの頂点には、描画の癖を決定する隠された性質が与えられているが、そのコントロールについては通常の操作としてはサポートされていない。「つくる」モードでその面を一度消滅させた後に再び出現させるような操作をすれば、これを移動させることもできる。 ここでペイントした内容は、一度「つくる」のモードに入りなおすと消え、真っ白になってしまう。 つくりかたムービー モデルを何も製作していない状態からであればこのモードを選択することが可能であり、モデルを作る手順を観賞することができる。初心者に対するフォローだったのだが、あまりに無駄の無い正確な動きに、これを見た時点でこのソフトを敬遠してしまったユーザーもいた。 ちょっときゅうけい 透明な立方体を3Dスティックやマウスで回転させ、作成した「3Dさくひん」を転がし、徐々に柔らかく潰れていくのを観て楽しむモード。
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