モデラー製品の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 14:38 UTC 版)
「3DCGソフトウェア」の記事における「モデラー製品の例」の解説
モデラーはモデリング機能に特化した物である。簡易的なレンダリング機能を持つ物や、プラグインモジュール等により高度なレンダリングが可能になる物もある。 サーフェスモデリング (ポリゴンモデリング) 人工物やローポリの有機物を作る時の他、スカルプトの素体を作るのにも使われる。 大部分のソフトウェアは細分割(サブディビジョン)によるメッシュ曲面化に対応しており、近年はOpenSubdivの対応が進んだことでソフトウェア間の互換性が高まっている。 また、ソリッドモデラーのようなブーリアン演算に対応するソフトウェアも多く、フィレットに標準で対応するソフトウェアもある。 スカルプトモデリング (ポリゴンモデリング・ボクセルモデリング) 直感的に有機物をモデリングできる。入力デバイスとしてペンタブレットが使われる。スカルプト中のシェーダーには、高速化のために軽量であるMatCapがよく使われる。 3Dペイント機能や、リトポロジ機能がついているソフトウェアが多い。素体作成の補助やMatCapの編集ができるソフトウェアもある(ZBrushなど)。 NURBSサーフィスモデリング 曲線の組み合わさった複雑な人工物をモデリングできる。工業デザインに使われている。ポリゴンのサブディビジョンが普及する前は、CGでもNURBSが主流であった。 パッチモデリングだけでなく、トリムサーフィスにも対応しているソフトウェアが多い。スティッチに対応してマルチパッチモデリングが可能なものも存在する(Mayaなど)。 ソリッドモデリング 直感的に単純な人工物をモデリングできる。建物のモデリングに使われている。 多くの統合型ソフトウェアはモデリングにも対応している。また、一部のゲームエンジンもレベルデザイン/プロトタイピング向けとして、簡易モデリングに対応している。 ソフトウェアポリゴンモデリング多角ポリゴンKitBashPush-Pull編集スカルプト編集細分化曲面の復元3ds MaxYes Yes ? 2021.2以降 (Smart Extrude) FreeformのPaint Deform (TurboReverseプラグイン) MayaModeling Toolkit Yes ? ? Sculpting Tools No C4DYes Yes ? Polygon Pen Yes No HoudiniYes Yes ? (Modelerプラグイン) ブラシツール (Patar3d_unsubdiv) LightwaveYes Yes ? ? (LW Brushプラグイン) No ModoYes Yes (Model Bashing Kit) ? Yes 15.0以降 BlenderYes Yes (KIT OPS) Extrude Manifold (2.90以降) Yes Decimate ModifierのUn-Subdivide SketchUp部分的 Yes ? Push/Pull Tool (Artisan Organic Toolset) ? ZbrushZModeler No ? ZModelerのQMesh Yes ? 3D-CoatModeling Room (2021以降) Yes KitBash Room ? Yes ? Unreal EngineModeling Tools Editor Modeプラグイン ? ? ? Modeling Tools Editor Modeプラグイン ? UnityProBuilder ? ? Polybrush ? ソフトウェア非破壊編集ペイントOpenSubdiv (細分化曲面)ベベルブーリアンフィレット付きブーリアン頂点カラーペイントUV展開3Dテクスチャペイント3ds MaxYes Yes Pro Booleans Pro BooleansのQuad Meshing Yes Yes Viewport Canvas MayaYes Yes polyBoolean (Hard Meshプラグイン) Yes Yes Yes C4DYes Yes Yes ? R18以降 Yes Yes HoudiniYes Yes Yes (Modelerプラグイン) Attribute Paint SOP Yes ? Lightwave独自 No (Meta Meshプラグイン) Yes Yes No ModoYes Yes Yes MeshFusion Yes Yes Yes BlenderYes Yes Yes (Bevel after Booleanアドオン) Yes Yes Yes SketchUp(SUbD for SketchUp) ? ? ? ? ? ? Zbrush独自 No Live Boolean No Polypaint UVMaster No 3D-Coat? ? ? ? Paint Room UV Room Paint Room Unreal Engine開発中 ? ? ? ? ? ? UnityPhongテッセレーションのみ ? ? ? ? ? ? ^ 単体ソフトウェア版のSubd Recoveryもある。Subdivision Reversionスクリプトの後継。 ^ Maya 2014以降に搭載。旧NEX (元dRaster製)。 ^ Maya 2016以降対応。それより前はSHAPES Brush (brave rabbit製)やWaxLab 3D (SIGRASOFT製)が必要だった。なお、NURBS向けスカルプトツールのSculpt Geometry Tool (旧Artisan)は昔から存在する。 ^ 2.90より前はDestructive Extrudeアドオン (Push/Pull Faceアドオンの実質的後継) が必要であった。 ^ ブーリアン操作ベースのGeometry Brush アクタもある。なお以前はサードパーティー製のMary Nate製のMesh Toolが必要であった。 ^ 元ProCore製。かつてはUnreal Editor用も存在した。 ^ 元ProCore製 ^ TurboSmoothモディファイアも搭載されている。また、そのPro版がMarius Silaghiより提供されている。 ^ IntegrityWare製Power Booleansベース ^ 2023以降搭載。polyCBoolOp及びpolyBoolOpの後継。なお、2014 Extension以降はCarveライブラリベースのものが搭載されていた。 ^ 以前はPolyPaint Packが必要であった。 ^ Paint SOPの後継 ^ modo 901以降。旧SubDFusion (元Braid Art Labs製)。 ^ Booleanモディファイア及び補助ツールのBool Toolアドオン ^ 外部プラグインのArtisan Organic Toolsetも細分化曲面に対応している。
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