モデリングの指針
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/05 15:23 UTC 版)
モデリングの過程は5つの段階に分けることができる。 フェーズ0 - プロジェクトの開始 このフェーズの目的は以下の通りである。プロジェクト定義 - 何が達成されるべきで、それはなぜか、またどのようにして達成するかの総合的な記述 原資料 - 索引化とファイル化を含む、原資料の入手計画 作成者の慣例 (Author conventions) - モデルの作成・管理における慣例(任意の方法)の基本的定義 フェーズ1 - エンティティの定義 このフェーズの目的は、モデル化の対象となる領域におけるエンティティを特定し、定義することである。 フェーズ2 - リレーションの定義 このフェーズの目的は、エンティティ間の基本的なリレーションを定義することである。この段階におけるリレーションは不特定リレーションとなる場合があり、後続のフェーズで修正が必要となる。このフェーズの主なアウトプットは以下の通りである。エンティティ-リレーションマトリクス リレーション定義 エンティティレベル図 エンティティ-リレーションマトリクス エンティティレベル図 エンティティレベル図の例 参照図 フェーズ3 - キーの定義 このフェーズの目的は以下の通りである。フェーズ2における不特定リレーションの修正 各エンティティのキー属性の定義 主キーの移行による外部キーの確立 リレーションとキーの妥当性検証 参照図の例 不特定リレーションの修正 機能的ビューのスコープ 属性の例 非繰り返し規則の修正 規則の修正 パスのアサーション フェーズ3の機能的ビューのダイアグラム例 フェーズ4 - 属性の定義 このフェーズの目的は以下の通りである。属性集合の開発 属性の所有者の確立 非キー属性の定義 データ構造の妥当性検証と修正 非繰り返し規則の適用 フェーズ4の機能例
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