メディアでの紹介によるブーム化とは? わかりやすく解説

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メディアでの紹介によるブーム化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/19 05:11 UTC 版)

なんちゃっておじさん」の記事における「メディアでの紹介によるブーム化」の解説

なんちゃっておじさんブーム始まりは、ラジオ番組への投書である。発端作家かぜ耕士ラジオパーソナリティ担当する深夜番組たむたむたいむ』(ニッポン放送)であり、1977年5月27日当時女子高生であった東京都文京区リスナーから最初の目撃談が投書された。山手線での目撃談であり、前述パターンのうちヤクザまつわるもので、なんちゃっておじさん40歳代男性とのことであった。この投書内容は同番組機関誌にも収録されており、なんちゃっておじさんに関する文献資料としては最古のものと見られている。これが大きな反響呼んで同様の目撃談投書相次いだことで、同番組ではこれを2週にわたって放送した。しかし投書中には、ほかの投書真似て書いたと見られるものも多くなり、信憑性欠いたことから、その2週間をもって紹介取りやめられた。 続いて笑福亭鶴光のオールナイトニッポン』(同局)のディレクター1人がこの投書に目をつけ、同1977年10月に同番組内紹介。同じ週に『タモリのオールナイトニッポン』(同局)でも取り上げられた。これらの番組大量目撃情報寄せられ名物コーナーとなり、番組自体人気追い風となって日本中で大ブームとなった。『オールナイトニッポン』のディレクター担当していた宮本幸一(後のニッポン放送専務取締役によればラジオパーソナリティである笑福亭鶴光番組中で初め本件紹介した翌週には、視聴者からの目撃談300通も寄せられたという。その一方で鶴光タモリの間で、「どちらの番組なんちゃっておじさん流行させたか」との論争展開されるまでに発展した。 後には日本ヘルスメーカー(後のカタログハウス)が「なんちゃって」のフレーズ広告用いなんちゃっておじさんコマーシャル起用することを狙って、翌1978年2月6日朝日新聞上でなんちゃっておじさん同社コマーシャルのことで相談がある」として情報求め広告掲載した。その広告料120万円とも150万円とも見られている。これに対して50通から60通に昇る目撃情報寄せられたことに加え新聞テレビ週刊誌などマスコミ関係からの問合せ同社殺到した。さらにテレビ局各社からは「なんちゃっておじさん見つかったら、ニュースショー出演してほしい」との打診同社へあり、レコード会社からは「ナーンチャッテ・ブルース」なる楽曲リリースしたいとの話もあった。これにより、なんちゃっておじさんはさらに有名な存在となった肝心本人からの名乗りについては、本人おぼしき電話同社へあったものの、「なーんちゃってと言われ電話切られたきりで、正体はつかめず仕舞いであった。 同1978年には、『週刊ポスト』『週刊朝日』『週刊サンケイ』などの雑誌記事にも掲載された。テレビで取り上げられ漫画にも登場した刑事ドラマ『特捜最前線』でも第54話「ナーンチャッテおじさんがいた!」で扱われている(1978年4月12日放送なんちゃっておじさん演じたのは今福将雄)。『たむたむたいむ』に投稿したリスナーが、テレビワイドショー番組出演させられることもあった。

※この「メディアでの紹介によるブーム化」の解説は、「なんちゃっておじさん」の解説の一部です。
「メディアでの紹介によるブーム化」を含む「なんちゃっておじさん」の記事については、「なんちゃっておじさん」の概要を参照ください。

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