メタス改
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 08:04 UTC 版)
『Ζ-MSV』で設定された。メタスの砲撃戦仕様。 メタスの実戦運用化に当たって、ガンキャノン・ディテクターとは別のアプローチで砲撃戦を想定したバリエーション機として開発される。MA形態の機首にハイ・メガ・キャノンを搭載し、MS形態でも水平発射が可能。ただし、完成度はΖΖガンダムのものにはおよばない。搭載に当たり構造強度を大幅に高める必要があるため、メタスの欠点のひとつである機体の剛性不足が解消され、結果的に構造材や電子機器までもが新規に設計されている。また、各部関節の強度も高められている。実機の建造や実戦投入は不明とされる。 ゲーム『機動戦士ガンダム バトルオペレーション2』に登場する機体は、百式と同型のビーム・ライフルを携行している。ほかの武器を使用する際には左前腕部甲に後ろ向きにマウント、MA形態では機体下部に装備して使用が可能。また、保有していればΖII用のクレイ・バズーカ2丁に換装することもできる。さらに、装備部位は不明だがフラッシュ・グレネードも使用可能。 デザイン デザインは藤田一己で、『Ζ』放送当時に雑誌『月刊OUT』に連載していた記事「Ζワールド 宇宙世紀0087へのアプローチ」において、メタスがΖガンダムの雛形だとしたらというコンセプトで描かれたバストアップのイラストが元になっている。 MA形態の設定画は確認されていないが、『SDガンダム GGENERATION』シリーズや『ギレンの野望 アクシズの脅威V』をはじめとするゲームではMA形態を見ることができる。 設定の変遷 文字設定の初出である『MS大全集』では、誤植により同頁のガンキャノン・ディテクターと解説が入れ替わっており(同時期に発刊された『ENTERTAINMENT BIBLE (EB)』シリーズが正しい)、同シリーズではガンキャノン・ディテクターの項目に「ハイ・メガ・キャノンの水平撃ち」や「関節の強化」が記載されたまま長らく修正されていない。さらにEBシリーズを含め、MSA-005とするところをMSA-004(ネモII)と誤記されており、混乱に拍車をかけている。のちの資料では、これらの誤りをそのまま踏襲したものも多い。
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