ミラージュ2000Nとは? わかりやすく解説

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ミラージュ2000N

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/03 01:26 UTC 版)

ミラージュ2000N (航空機)」の記事における「ミラージュ2000N」の解説

フランス空軍では戦略爆撃機としてミラージュIV1964年から運用していたが、1980年代に入ると機体旧式化進んだことから、後継機が必要となり始めていた。このためフランス空軍は、ダッソー社が開発中ミラージュ2000発展型を後継機とすることを決め1979年侵攻攻撃機型ミラージュ2000P試作機2機の試作契約ダッソー社に与えた。なお、機体名称はすぐに核攻撃付与意味するNucle'aireから取ってミラージュ2000Nに変更された。 ミラージュ2000Nは、ミラージュ2000B機体フレーム活用した核攻撃能力備え複座機として開発進められ機首レーダーにはダッソー・エレクトロニク社とトムソンCFS社が共同開発したアンテロープ5を搭載。このほか、サジェム慣性プラットフォーム2基、AHV-12電波高度計2基、ヘッド・ダウンCRT表示装置セイバー妨害システムによる統合対抗手段システム(ICMS)、セルバル・レーダー警戒受信機RWR)、スパイラル自動チャフ/フレア・ディスペンサーなどを装備している。ミラージュ2000Nに搭載されているアンテロープ5レーダーは、低空飛行および対地攻撃向けレーダーで、地形追随/地形参照機能有し高性能のグラウンド・マッピング・モードを有するこのため亜音速対地高度60mを維持して自動操縦飛行能力備えているとされる。 ミラージュ2000N初号機1983年2月3日初飛行し、フランス空軍75機を発注このうち最初31機は核弾頭搭載可能な射程巡航ミサイルASMP携行専用機で、ミラージュ2000N-K1と呼ばれ32号以降通常兵器携行可能にした複合任務ミラージュ2000N-K2として区別される(後にK1も全機K2へ改修)。 2000年からは、ミラージュ2000N-K2の航法/攻撃システム自己防御器材統合化させたミラージュ2000N-K2-4Cへの改修作業が行われており、さらにタレスレコNG偵察ポッド能力向上型ASMPアメリオール巡航ミサイル携行でき、自己防御電子機器アップグレードするミラージュ2000N-K3への改修実施されており、50機が改修対象とされて2007年初期作戦能力IOC)を獲得している。 ASMP運用引き継いだラファール配備に伴い2018年6月21日退役した

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ミラージュ2000N

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 04:35 UTC 版)

ミラージュ2000 (戦闘機)」の記事における「ミラージュ2000N」の解説

ミラージュ2000B核弾頭搭載巡航ミサイルASMP運用能力付与したミラージュIV後継戦略爆撃機型。量産機ではエンジン改良型のM53-P2を搭載し従来より出力が1割ほど強化された。

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