ミラージュIV Pとは? わかりやすく解説

ミラージュIV P

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/23 08:51 UTC 版)

ミラージュIV (航空機)」の記事における「ミラージュIV P」の解説

当初計画されていた、マッハ1.85の快速活かした高々度侵入による戦略爆撃機としての運用は、進出半径3,500kmを達成した。しかし、速度頼った高高度侵入というコンセプトそのものが、既に防空システム発達により自殺的な行為となっており、1966年には早くも電子技術発達反映して低高度侵入による運用切り替える方針立てられたが、これによって速度進出距離の双方低下することとなった。更に、1970年代には低高度であっても無誘導爆弾による攻撃危険性高くなり、空対地巡航ミサイルASMP開発平行してASMPへの対応を含めた改造型ミラージュIV N、後に変更されミラージュIV P(Mirage IV P)となる型の開発開始された。Pは、Pénétration stratégique(戦略侵攻型)の頭文字である。 ミラージュIV Pは、ASMP1発か偵察用カメラポッドのいずれか機体下部搭載可能であった1982年10月12日初飛行遂げ18機が改造され1986年5月1日戦力化された。 ミラージュIV長らく弾道ミサイル及び弾道ミサイル潜水艦と共にフランス核戦力Force de Frappe)の三本柱担ったが、基本設計古さ否めず、また老朽化進んでいたために、1996年核兵器運用任務ミラージュ2000N引き継ぎ、残るミラージュIV Pは、全て偵察飛行隊(Escadron de Reconnaissance Stratégique)に転属された。当初の予定では偵察飛行隊もミラージュ2000N更新する予定であったが、搭載予定新型偵察ポッドが間に合わず暫定的にミラージュF1CR引き継ぐ形で2005年6月23日退役し全ての機体退役した

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ミラージュIV P

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ミラージュIV (航空機)」の記事における「ミラージュIV P」の解説

ASMP 巡航ミサイル運用能力他を追加した性能向上型IV N より改称IV Aり18機が改修

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