ミラージュ2000D
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「ミラージュ2000N (航空機)」の記事における「ミラージュ2000D」の解説
ウィキメディア・コモンズには、ミラージュ2000Dに関連するカテゴリがあります。 ミラージュ2000Dはミラージュ2000Nから核攻撃能力を外し戦闘爆撃機としたもので、ラファールの開発遅延に対するつなぎとして開発された。当初はミラージュ2000N´(プリム)と呼ばれていたが、ミラージュ2000Nとの名称混同を避けるため多様化を意味するDiversifieから取ってミラージュ2000Dと改称されている。初号機は1991年2月19日に初飛行した。 ミラージュ2000Dは、ミラージュ2000Nとの外見上の相違はほとんどないが、機首に地形追随機能や対地攻撃モードなどを加えたアンテロープ5-3Cレーダーを搭載し、自己防御器材の充実化や航法装置の高機能化と高精度化を行っている。航法装置はULISS52P慣性航法装置2基を装備して航法精度を高めているほか、全地球測位システム(GPS)の追加搭載も行っている。また、コクピットのキャノピーには金のコーティングが行われ、ステルス性が高められている。 フランス空軍では1993年4月からミラージュ2000Dによる運用試験を実施し、合わせて部隊配備も進められて同年7月29日に最初の飛行隊EC1/3が初期作戦能力到達を発表した。しかし、この時点ではまだ6機しか配備されておらず、EC1/3が機数を完全に揃えたのは1994年3月31日だった。 なお、ミラージュ2000Dは核攻撃能力が排除されたことから輸出も可能となり、ミラージュ2000Sの名称で潜在的な顧客への説明が行われたが、興味を示した国はなかった。
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ミラージュ2000D
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「ミラージュ2000 (戦闘機)」の記事における「ミラージュ2000D」の解説
後述のミラージュ2000Nをベースに、核兵器運用能力をオミットする代わりに通常兵器による対地攻撃能力を強化した戦闘爆撃機型。なお、フランス空軍以外のものは後述のミラージュ2000Eの複座型を示す。
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