ミュンヘン・フィルとの活動とは? わかりやすく解説

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ミュンヘン・フィルとの活動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 09:08 UTC 版)

クリスティアン・ティーレマン」の記事における「ミュンヘン・フィルとの活動」の解説

2004年10月29日音楽総監督就任披露演奏会取り上げたのはブルックナー交響曲第5番であったブルックナー作品ティーレマンの得意とするところであるが、ミュンヘン・フィル本拠地とするガスタイク文化センター内のフィルハーモニー・ホールのこけら落とし公演でも演奏された曲であり、その指揮執るとともに楽団黄金時代築いたセルジュ・チェリビダッケが得意とした曲の一つでもあったことから、ミュンヘン・フィルにおけるブルックナー演奏歴史受け継ぐという決意込められていると言われる就任演奏会での演奏CDリリースされており、ティーレマンミュンヘン・フィルによる他の録音とともに高く評価され今後ブルックナー交響曲全集完成計画されている。 ティーレマンベルリン・ドイツ・オペラ辞任以降オペラに関してウィーン国立歌劇場バイロイト音楽祭絞って指揮しているが、ドイツ温泉保養地バーデン=バーデンにて開催されるバーデン=バーデン音楽祭では、シンフォニー・オーケストラであるミュンヘン・フィルオーケストラ・ピット入れてオペラ上演行い、その一部収録されリリースされている他、ワーグナーの『ニーベルングの指環』などを上演収録する予定もあった(後述通りミュンヘン・フィル音楽監督辞任により実現せず、代わってシュターツカペレ・ドレスデン起用して行われる)。また、ティーレマンミュンヘン・フィルは、2005年10月4日バチカンにて行われた新ローマ教皇ベネディクト16世を祝う御前演奏会や、2006年6月7日ドイツワールドカップの開会式挙行されミュンヘンでのガラ・コンサートなどにも出演し演奏披露している。 このように順調に活動行ったティーレマンミュンヘン・フィルであるが、俄に亀裂生じることとなった2009年の夏、2012年以降契約の更新に際してミュンヘン・フィル運営するミュンヘン市は客演指揮者プログラム選定に関する権限楽団総裁与え結果として音楽総監督芸術的権利制限することとした。ティーレマンはこの条項納得せず、交渉決裂したのであるその後ティーレマン側はミュンヘン留まりたい意向示しサヴァリッシュフィッシャー=ディースカウルネ・コロブレンデルといった往年の巨匠から、ブーレーズバレンボイム、あるいはクレーメルグリモードミンゴハンプソン、そして現ウィーン国立歌劇場総監督ドミニク・マイヤーに到るまで総勢30名を越え著名音楽家たちも連名ティーレマン延長ミュンヘン市に求めたが、結局折り合わず2011年最後にミュンヘンを去ることとなってしまった。前述ベルリン・ドイツ・オペラ辞任をめぐる経緯や、当初よりミュンヘン・フィルとの契約盛り込まれていた「市当局楽団員人数及び予算必要以上に削減しないこと、もし削減が行われた場合正当に辞任することができる」という旨の条項からも解る通り芸術的事項に関して妥協許していない。

※この「ミュンヘン・フィルとの活動」の解説は、「クリスティアン・ティーレマン」の解説の一部です。
「ミュンヘン・フィルとの活動」を含む「クリスティアン・ティーレマン」の記事については、「クリスティアン・ティーレマン」の概要を参照ください。

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