マッターホルン・ゴッタルド鉄道とは? わかりやすく解説

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マッターホルン・ゴッタルド鉄道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 14:38 UTC 版)

マッターホルン・ゴッタルド鉄道HGe4/4 II形/ツェントラル鉄道HGe101形電気機関車」の記事における「マッターホルン・ゴッタルド鉄道」の解説

フルカ・オーバーアルプ鉄道線の本線全長96.9km、最急勾配40/110パーミル粘着/ラック区間)で、レーティッシュ鉄道ディセンティス/ミュンスタースイス国鉄、旧ブリーク-フィスプ-ツェルマット鉄道ブリークを結ぶ路線である。なお、全長3.7km、最急勾配181パーミル本線アンデルマットスイス国鉄のゲシェネンを結ぶシェレネン線では本機運行されていない。同線では試作機導入後HGe4/4I形と共通で運行されていたが、順次同形式を置き換え量産機導入後はHGe4/4I形は季節列車などで運行されるのみとなっている。本形式は、氷河急行やその他ローカル列車客車列車貨物列車牽引使用され通常長いもので6両編成程度となる。なお、レーティッシュ鉄道内で12-13編成運行されている一部氷河急行はマッターホルン・ゴッタルド鉄道線内では続行運転で運行されている。 全長15.4kmでフルカ峠迂回するフルカベーストンネル両端のレアルプとオバーワルド間の列車フェリー通常はGe4/4形電気機関車牽引しているが、金-月曜日は2機運用で同機保有数は2機のみであるため、検査等の際には本機予備として使用される。この列車BDt 4361-4263形制御客車と、SKl-v 4801-4807形ランプ車およびSKl-tv4811-4827形車運車構成され機関車ランプ車2両+車運車最大8両程度ランプ1-2両+制御客車編成最高速度90km/hでプッシュプル運転される。車運車屋根付き総重量16t、全高3.05m、全幅2.50mまでの車両を、ランプ車は屋根無で大型車用の車運車兼ねており、総重量20 t、全高3.62m、全幅2.50mまでの車両搭載可能であり、このほかバイクおよび自転車での利用も可能となっている。 マッターホルン・ゴッタルド鉄道の旧ブリーク-フィスプ-ツェルマット鉄道区間では、氷河急行やその他ローカル列車客車列車牽引使用され通常長いもので6-8編成程度であり、編成端に制御客車連結したシャトルトレインとしても運行されている。 旧ブリーク-フィスプ-ツェルマット線は全長44.0km、高度差855m、最急勾配25/125パーミル粘着/ラック区間)で、スイス国鉄と旧フルカ・オーバーアルプ鉄道ブリークからゴルナーグラート鉄道ツェルマットを結ぶ路線である。 2007年12月4日には旧フルカ・オーバーアルプ鉄道線のブリーク付近路線変更し、もともとはローヌ川上流側から来た路線が一旦下流側回り込んでからブリーク駅へ進入しスイッチバックをして旧ブリーク-フィスプ-ツェルマット鉄道線向かっていたものを、上流側から直接ブリーク駅へ進入してそのまま下流側のフィスプ方向へ向かうように変更となり、HGe4/4II形が牽引する氷河急行ブリークでの機関車付替えをせずにそのまま直通する運行となっており、現在ではローカル列車も旧フルカ・オーバーアルプ鉄道機と旧BVZ鉄道機は共通で運用されている。 貨物列車に関しては旧フルカ・オーバーアルプ線では前述フルカベーストンネル列車フェリー後述するゴッタルドベーストンネル建設線のほか、オーバーアルプ峠越える、アンデルマット - セドルン間の乗用車輸送貨車数両と客車による列車フェリー運行されており、Deh4/4II形などとともに形式もその牽引使用されているが、一般的な貨物列車はほとんど運行されていない一方、旧BVZ線では2010年代においても週約40便、年間40000t程度貨物輸送があり、本形式がフィスプ-ツェルマット間の貨物列車牽引している。また、アルプトランジット計画一環である全長57kmのゴッタルドベーストンネル建設両端含め5箇所から掘削進められているが、そのうちの1箇所であるセドルンの建設基地への一般貨物輸送用に2.2kmの貨物路線1998年建設されており、本形式がこの貨物路線から旧フルカ・オーバーアルプ鉄道本線経由してレーティッシュ鉄道連絡するディゼンティス/ミュンスターまでの9.9kmを運行する不定期貨物列車5往復牽引している。

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