ボール (判定)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ボール (判定)の意味・解説 

ボール (判定)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/19 04:21 UTC 版)

野球ソフトボールにおけるボール: ball)とは、投手投球ストライクゾーンを通過しなかった場合などに与えられる判定[1]。この投球そのものについてボール球(ボールだま)とも言う。打者は4つ目のボールを宣告されると、アウトにされる恐れなく、安全に一塁へ進むことが許される(四球による出塁)。

1872年に「アンフェアボール (unfair balls)」としてルールに加えられた[2]。unfair balls(不正球)とは、「打つ」スポーツであるベースボールにおいて、「打てない」(不正な)投球という意味合いである。その後、「アンフェア」という部分が省略された。

ボールが宣告される条件

前提条件は、打者がその投球に対し打撃動作(打つ、空振りする)を起こさないこと。

  • 投球がストライクゾーンを通過しなかった場合。
  • 投球が地面に触れた場合。この後ストライクゾーンを通過してもストライクにはならない。
  • 投球が打者に触れたが、打者が避けようとしなかった場合(死球にはならない。ただし、3ボールだった場合に限り死球となる)。

このほか、次の場合もボールが宣告される。

  • 無走者のとき、投手が反則投球を犯した場合。ボークは記録されない。
  • 無走者のとき、投手がボールを所持し、打者が打撃姿勢をとって投手に対面したときから数えて12秒以内(日本では2006年度まで20秒以内)に投球しなかった場合(手からボールが離れた時点で「投球した」と判断される)。

ボールの宣告

球審がボールを宣告する際は、投球判定のために腰を落とした体制のまま顔や手を動かさずに「ボール」と発声する。首を振ったり、片手を下に振ったり、投球から眼を切る姿勢を示したり、無発声で判定を行ってはならない。特に片手を動かすことはストライクと誤認される場合もあるため、行わない方が良いとされる。

呼称

脚注

出典

  1. ^ 2009公認野球規則2.04
  2. ^ Evolution of 19th Century Baseball Rules (Continued)”. 19th Century Baseball. 2010年2月1日閲覧。

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  ボール (判定)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ボール (判定)」の関連用語

ボール (判定)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ボール (判定)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのボール (判定) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS