ホームタウン移転について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 20:12 UTC 版)
「群馬クレインサンダーズ」の記事における「ホームタウン移転について」の解説
なお、ホームタウンは発足当初から2020-2021シーズンまでは中毛地区の前橋市だったが、2021-2022シーズンからは東毛地区の太田市へ移転した。 これは、太田市にB1基準を満たす5,000人超収容の新設アリーナが建設されること、そして観光資源として群馬クレインサンダーズを活用したいという想いがあった。 また、リーグの将来構想で語られる新B1リーグの条件は、アリーナ・集客・売上などの基準の詳細はまだ具体的に提示されていないが、リーグ関係者の話から総合的に判断し、新B1リーグに入るためには新アリーナをホームアリーナにすることが絶対条件と判断した。 Bリーグ発足当初からホームアリーナとしていた前橋市のヤマト市民体育館前橋ではB1基準を満たせず、来場者への快適な観戦環境(例:均質かつ迫力ある音響、VIPルームの設置など)の提供も厳しいことに加え、体育館周辺に鉄道がなくアクセスが不便であり、駐車場台数も約400台しかなく群馬県ならではの車社会に対応できないという。 一方、移転先である太田市の太田市運動公園は約1,200台で、電車の最寄駅である竜舞駅(東武鉄道小泉線)から徒歩20分という利便性や、集客増の可能性が高まることに加え、新アリーナの完成で、ビジョンや座席設営等で年間数千万円規模のコスト削減が図れるからである。 行政の熱量や本気度、スポーツ全般、さらに当クラブに対する太田市の期待が大きく、ハードとソフトを一体化させた太田市のスポーツで街づくりをしていくという熱量など、これらを総合的に判断して決断に至ったという。 また、新アリーナの完成を待たずに太田市へ移転する理由は、早期に移転することで、新アリーナ完成前に地元太田市とともに盛り上げを醸成し、助走期間を設けることが新アリーナを満員にする近道であると判断。新アリーナが開業する2023年春以前に、地元に根差した活動を時間をかけて継続的かつ積極的に行うことが重要と考えられる。そして、新アリーナが常に満員ととなり、太田市民はもちろん群馬県民の皆が誇れ、そして遠方(主に埼玉県北部、栃木県西部、新潟県南部など)からもわざわざ見に来たくなるような魅力あふれるチーム・クラブを目指す。 なお、太田市とは2020年7月14日に「地域活性化に関する包括連携協定」を締結している。 そして7月より、太田市にB1基準を満たす新市民体育館として『OTA ARENA(仮称)』の建設が発表された。建設に当たっての財源は、親会社のオープンハウスから太田市の地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)を活用して建設する予定。自治体・民間がそれぞれコストの負担が少なく、それでいて同コストでは比較にならないほど高スペックのアリーナ建設が実現される。
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