ホームトレード等での利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/15 08:09 UTC 版)
「DDX-TP」の記事における「ホームトレード等での利用」の解説
当初はいわゆるホームトレードなどへの利用が想定されており、実際にファミリーコンピュータ(ファミコン)から株取引が行えるようにする「ファミコントレード」用にDDX-TP対応のモデムなども発売されていたが、通信速度が低速であったことに加え、通信自体も不安定でしばしば通信できなくなる状況が発生したことなどから、当時はほとんど普及に至らなかった。実際当時「ファミコントレード」の開発に関わった任天堂の関係者は「規格から大きく外れた信号が交換機から送られていたこともあった」と証言している。 1990年6月1日にISDNベースの「INS-P」サービス(DDX-P網とも相互通信が可能だった)がスタートすると、INS-Pの方が通信速度が速く利用料金にも大差がなかったことから、急速にINS-Pに取って代わられた。それでも1991年4月にはDDX-TPを利用してファミコンから中央競馬の在宅投票が行えるサービスがスタートするなど、1990年代にはある程度の利用があった。ファミコン用の通信アダプタだけに限っても、「ファミコントレード」用が約13万台、競馬の在宅投票用が約10万台弱という出荷実績が残っている。
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