ホーセズ・ネック(Horse's Neck)
ホーセズ・ネック
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“ホーセズネック”とは馬の首のことで、グラスにかけたレモンの皮が馬の首に見えたことからこの名前がついたといわれる。また、一説によると、アメリカのセオドア・ルーズベルト大統領が馬に乗って遠出をする際、愛馬の首をなでながらこれを飲んだので、“ホーセズネック”と呼ばれるようになったとか。ケンタッキーあたりの草競馬ファンが、縁起の良い名前だと古くから愛飲していた。ブランデーの香りがさわやかな、ほんのりと甘みのあるロングカクテルである。 ベースのブランデーには「クルボアジェ VSOPルージュ」を。エレガントなボトルに描かれた一輪の赤いバラは、バラの愛好家であったナポレオンの妻、ジョセフィーヌをイメージしたもの。華やかな香り高さと、なめらかにのどを通り過ぎる飲みやすさが特徴。VSOPとは、ブランデーの熟成年数によって定められた基準のひとつで、最低でも5年以上熟成した原酒をブレンドしてつくられたことを表している。 ホーセズ・ネックは好みのスピリッツにレモンの皮を添え、ジンジャー・エールで割って飲むのが基本的なパターン。日本ではほとんどがブランデー・ベースで作られるが、本来は、ブランデー・ベースにするならば「ブランデー・ホーセズ・ネック」というように、スピリッツの名前をつけてオーダーするほうが良い。 「ホーセズ・ネック」でレモンを使わない場合は「ブランデー&ジンジャー」。フランス人はコニャックを使って、むしろこちらのレモン抜きを好む。ブランデーとジンジャーエールはレモンのあるなしに関わらず、相性が良い。 ホーセズネックはデコレーションも楽しめるカクテル。レモン一個分の皮を螺旋むきしたものをグラスのふちにかけ内側にたらすが、途中で切れてしまうと、もう一度やり直し! |
ホーセズ・ネック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/10 15:09 UTC 版)
ホーセズ・ネックとは、コニャック(ブランデー)とジンジャーエールで作るカクテルで、飾りとして1個ぶんのレモンの皮を細長く切ったものを飾るのが特徴である。レモンの皮を用いない場合はブランデー&ジンジャー、ブランデー&ジンジャーエールと別名のカクテルになる[1][2]。
- ^ a b “ホーセズ・ネック レシピ”. サントリー. 2022年10月10日閲覧。
- ^ a b c d 福西英三 『カクテル教室』保育社、1996年、36頁。ISBN 978-4586508877。
- ^ a b c 中村健二 『世界一のカクテル』主婦の友社、2010年、100頁。ISBN 978-4072743935。
- ^ a b 『カクテル完全ガイドうまいつくり方の方程式』(改訂版)池田書店、2021年、179頁。ISBN 978-4262130705。
- ^ a b c 岡崎ユウ 『本格 家飲みカクテル教本 新装版 ルールをマスターして美味しく楽しむ120種』メイツ出版、2021年、28頁。ISBN 978-4780424928。
- ^ a b c d 『カクテルをたしなむ人のレッスン&400レシピ』日本文芸社、2021年、141頁。ISBN 978-4537218695。
- ^ “Horse’s Neck” (英語). 国際バーテンダー協会. 2022年10月10日閲覧。
- 1 ホーセズ・ネックとは
- 2 ホーセズ・ネックの概要
固有名詞の分類
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