ヘルギスヴィール - シュタンス - エンゲルベルク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/08 16:25 UTC 版)
「ツェントラル鉄道」の記事における「ヘルギスヴィール - シュタンス - エンゲルベルク」の解説
路線長:24.39km 開通年シュタンスシュタート - エンゲルベルク間:1898年10月5日 ヘルギスヴィール - シュタンスシュタート間(2.69km):1964年12月19日 メットレン付近 - ボーデン付近間(新線、4.1km、うちエンゲルベルクトンネル4030m):2010年12月12日 廃止年:ゲルビ信号場 - シュタンスシュタート間(旧線、1.7km):1964年12月19日 メットレン付近 - ボーデン付近間(旧線、4.45km):2010年12月7日 電気方式:三相交流750-850V 33Hz(1964年12月19日まで) 交流15kV 16.7Hz(1964年12月19日以降) 最急勾配:261パーミル(ラック区間)、56パーミル(粘着区間)(2010年12月7日まで) 105パーミル(ラック区間)、34パーミル(粘着区間)(2010年12月12日以降) ラックレール方式:リッゲンバッハ(4.03km) 標高:436.0-999.4m 隧道:2箇所 橋梁:3箇所 アルプナッハー湖畔でニトヴァルデン準州のヘルギスヴィールから同湖畔のシュタンスシュタートを経由し、その内陸部の街であるシュタンスからは北方へルツェルン湖まで流れるエンゲルベルク川を遡り、途中グラーフェンオルトからはオプヴァルデン準州の飛地へ入り、グラーフェンオルト - エンゲルベルク間の延長4030m、105パーミルのラック区間で高度差394mのエンゲルベルクトンネルを登り、エンゲルベルクへ至る路線である。 ヘルギスヴィールから全長1780mのロッパー第二トンネルを抜けるとアルプナッハー湖畔のシュタンスシュタートに至る。シュタンスシュタートはルツェルン湖の水運の街であり、埠頭にある旧線の旧シュタンスシュタート駅には現在でも駅舎が残されている。現在のシュタンスシュタート駅は旧駅より若干内陸に移されており、旧ルツェルン-シュタンス-エンゲルベルク鉄道線の車庫および工場が併設されている。その次駅であるシュタンスはシュタンスシュタートに続く街で、1939年設立の小型航空機を生産する航空機メーカーであるピラタス社の本拠地はこの街のスイス軍航空隊基地に隣接している。 終着のエンゲルベルクは“天使の街”を意味しており、1120年に設立されたベネディクト会のエンゲルベルク修道院を中心とした街であり、現在ではスキーの各種大会が開催されるほか、パラグライダー、ハイキングや登山のできるリゾート地としても賑わっている。 ヘルギスヴィールとルツェルン湖の支湖であるアルプナッハー湖 アルプナッハー湖の埠頭にある旧シュタンスシュタート駅跡 現在のシュタンスシュタート駅 シュタンスシュタート市街 廃止となった旧オーバーマット駅、旧線はここから最大261パーミルのラック区間となる エンゲルベルクトンネルの入り口、右側に旧線跡が分岐している エンゲルベルク市街を走行する列車 エンゲルベルク市街、中央の塔のある建物が修道院
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シュタンスシュタート - エンゲルベルク間は開業時より電車もしくは電気機関車が客車、貨車を牽引する列車で運行されており、電気方式変更直前の1961年夏ダイヤでは、シュタンスシュタート - エンゲルベルク間は約1時間5分であった。電気方式変更後はラック区間を走行する列車はBDeh140形電車が牽引してルツェルン - エンゲルベルク間のインターレギオの所要時間は約1時間(シュタンスシュタート - エンゲルベルク間約40分)、エンゲルベルクトンネル開通後は勾配の緩和によってラック区間の最高速度が向上され、HGe101形が牽引するインターレギオの所要時間は約50分となっている。 ルツェルン-シュタンス-エンゲルベルク鉄道も若干の貨車を保有し、1964年12月19日以降はヘルギスヴィール - ヴォルフェンシーセンにロールワーゲンの運行もできるようになったが、2006年12月31日に廃止となっている。
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