プリズンレディ
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作品の舞台となるB-17の愛称。ノーズアートには、横縞の囚人服を着て、足首に鉄鎖と鉄球を付けた女性が描かれている。主人公のスタンレーをはじめ、この機体の搭乗クルー全員が命令無視・上官反抗等のトラブルを起こしており、軍法会議での判決(銃殺刑)の回避を条件として、爆撃任務に就き続けることとなった(懲罰部隊)。初連載時のノーズアートはスタンレーが描いたものであったが、お世辞にも見られるものではなかった(落書きに等しかった)ため、整備兵によって前述のものに描き換えられた。 スタンレー(バーニー)(階級:大尉、プリズンレディ機長) アメリカ陸軍大尉。本作の主人公。ぶん殴った上官が心臓麻痺で死亡してしまい、戦争終結か戦死するまで降りられないクルーの寄り集まったB-17プリズンレディの機長となった。ロンドンのBAR『HEAVEN』のアマンダにはバーニーと呼ばれている。 通常、爆撃機乗りは25回のミッションを完了すると除隊、あるいは爆撃任務を離れることができるが、スタンレー等は既に30回以上の任務をこなし、生き残っている。類まれな判断力と、任務遂行能力に恵まれ、部下の信頼も厚い。作中では、上官を殴った理由は描かれていないが、プリズンレディの機長となった後の直属の上官からも深い信頼を寄せられている。 任務を「仕事(ジョブ)」と呼び、無茶な作戦指示(部下たちは「ババ引いた」と称している)も淡々とこなし、生存する。 戦後はアマンダと結婚。軍を退役した後、ロンドン在住。ブリティッシュ・エア・ラインのパイロットとなる。 バック(階級:中尉、プリズンレディ副機長) 前任地の司令官の娘を妊娠させたと作中では説明されているが、詳細と真偽は定かではない。クルー一番の優男だが、僚機がドイツ軍の88mm対空砲の直撃を喰らい墜落しても、冗談を言う肝の太い一面も見せる。 戦後は先述の娘かは不明だが、結婚。スタンレーの旅客便の副機長となる。ボストンに自宅を構えており、アメリカ-イギリスを行き来する仕事で宿泊先として融通仕合っている。 アドルフ・ゼンハイザー(フューラー)(階級:上級軍曹、上部銃座手および航空機関士) ドイツ系アメリカ人。アドルフ・ヒトラーとファーストネームが同じため、フューラー(総統)とアダ名されている。ポーカーがやたらと強く、いつも爆撃機乗りから金を巻き上げているが、その金は戦死した同僚の家族への送金に宛てられている。 戦後は故郷の牧場を継ぎ、結婚。円満かつ子だくさんな家庭を儲ける。 マックス(階級:不明、爆撃手) クリス(階級:軍曹、側方銃座手) ジョン(階級:不明、側方銃座手) テッド(階級:不明、航法士) チャーリー(階級:不明、尾部銃座手) ティム(階級:不明、下部銃座手) ジェフ(階級:不明、作中で描写がなく不明)
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