プラネリアム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/12 03:08 UTC 版)
2029年、突如として地球上で侵攻を開始した未知の生物。被害状況からの推定では2029年7月9日アフリカ大陸中央部に降下、その後24時間で人口を4割にまで激減させ、48時間で人類の近代産業文明を壊滅させたとされる。「生成晶」と呼ばれる卵・繭から単一または複数の個体が発生し増殖する。生殖行為を行うかは不明である。分布が極端に地球に偏っており月ではほとんど活動が見られない、女性を集中的に狙う、といった特性を持っており、「ジュリエット計画」はこれらの特性を利用した一応の対抗策である。その正体については野生動物説、生物兵器説、神罰説など様々あるが、2067年になってなお不明のままである。 2041年、救世軍によって「プラネリアム」と呼称することが発表された。 形態ごとに差異があるようだがおおむねの外見は人型に近く、直立歩行を行う。体表面は甲殻で覆われ、異様な見た目から憎悪をこめて「猿」「エテ公」といった俗称で呼ばれることが多い。 指揮個体(エイプ・ロード)を中心とする集合、すなわち〝群れ〟単位で行動し、救世軍では指揮個体の指揮波の周波数によってこれらを識別している。オルドリンには『ジャック・カンパニー』と『ゾディアック・ブラザーズ』の最低二つのプラネリアム集合が存在することが判明している。 プラネリアムは電磁波の発生・感知が可能であり、個体間のやり取りも電磁波で行う。この能力は兵器運用において電子情報技術を不可欠なものとする地球人類の工学技術に極めて効果的であり、ソナーのように使用しての索敵、機器の発する電波を感知することによる捕捉、さらには電磁パルスにより電子機器を撹乱・ダウンさせる個体も存在する。敵に察知されることを防ぐために自らが発する電磁波に迷彩処理を施すこともでき、単なる動物的な鳴き声ではない。一方で、この電磁波を感知する能力を逆手にとってプラネリアムを攪乱・誘導することも可能である。 個体にもよるが、基本的に接近しての白兵戦闘をおこない、その際は四肢から「プラズマウィップ」と呼ばれるブレード上のプラズマを励起させて攻撃に用いる。 指揮個体のほかにもいくつかの形態が確認されており、それぞれ独自の呼称が存在する。
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