プライシング・ゲーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/09 09:05 UTC 版)
「ザ・プライス・イズ・ライト」の記事における「プライシング・ゲーム」の解説
プライシング・ゲームには、豪華賞品そのものの値段を当てるもの、豪華賞品とは別に用意された賞品の値段を当てるもの、運や技術の要素が大きいものなど、多種多様なゲームがある。本番組の日本版とも言える『ザ・チャンス!』でも、本番組の一部のゲームが流用されていた。 プライシング・ゲームの一部を以下に示す。これ以外のゲームについては、番組の公式サイトや、ウィキペディア英語版の当該記事を参照されたい。 ラッキー・セブン(Lucky Seven) 賞品となる自動車の5桁の値段のうち、下4桁を当てるゲーム。万の桁の数字は最初に公開される。挑戦者には7枚の$1紙幣が与えられ、高い桁からひとつずつ順番に数字を当てる。正解との誤差ひとつにつき$1を支払い、手持ちの紙幣がすべて無くなった時点で失敗。すべての数字の公開と誤差の支払いが済んだときに、1枚でも紙幣を持っていれば成功となる。 『ザ・チャンス!』でも同名のゲームが行われていたが、提示された数字に「7」を挿入して正しい値段にするものであり、本番組の内容とは異なっていた。 クリフ・ハンガー(Cliff Hangers) 豪華賞品とは別に用意された3つの賞品の値段を当てるゲーム。斜面に$1単位で目盛りがついた崖のセットがあり、0の地点には登山家を模した人形が置かれる。問題となる賞品(おおよそ$20から$60程度のもの)の値段をひとつずつ答え、正解のときはチャイムが鳴る。不正解のときはブザーが鳴らされ、解答額と正解の誤差だけ人形がヨーデル風のBGMと共に崖を登る。誤差の合計が$25を超えると人形が崖から落ちて失敗。3問終了時に人形が崖に残っていれば成功で、豪華賞品と出題に使われた3つの賞品をすべて獲得する。失敗した場合でも、その直前の問題に使われた賞品までは獲得できる。なお、人形には「ヨーデル・ガイ」という愛称がつけられており、特別企画やゲスト出演回では、それに関連したデザインを施される場合もある。 『ザ・チャンス!』では、「危険な崖」というタイトルで、同様のルールで行われていた。誤差の合計は5,000円までとなっていた。 プリンコ(Plinko) 最高で$50,000の賞金を獲得できるゲーム。挑戦者には最初に1枚のチップが支給される。賞品($99以下のもの)の値段を当てる二者択一問題が4問出題され、正解するごとに賞品とチップ1枚を獲得する。その後、挑戦者は巨大なゲーム盤の上部に登り、そこから1枚ずつチップを落とす。チップは盤の途中に多数あるペグ(釘状の障害物)にぶつかりながら落ち、最下部にある9つのポケットのいずれかに収まる。チップが落ちたポケットに表示された賞金が積み立てられる。ポケットは、左から$100-$500-$1,000-$0-$10,000-$0-$1,000-$500-$100。すべてのチップを落とした時点での、積み立てられた賞金を獲得する。 1983年1月に初登場(当初は中央のポケットが$5,000だった)して以来、視聴者からの人気が高いゲームであり、すべてのプライシング・ゲームをプリンコとした回もあった。プリンコという名前の由来は、初登場時にボブ・バーカーが「チップがプリン、プリンと落ちていくから」と説明した。 『ザ・チャンス!』ではプリンコと同内容のゲームは無かったが、類似した外見のゲーム盤を使用した「パチンコゲーム」などが放送された。
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