フェルミ・ディラック統計とは? わかりやすく解説

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フェルミディラック‐とうけい【フェルミディラック統計】


フェルミ分布関数

(フェルミ・ディラック統計 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/21 06:05 UTC 版)

フェルミ分布関数(フェルミぶんぷかんすう、: Fermi distribution function)とは、相互作用のないフェルミ粒子の系において、一つのエネルギー準位にある粒子の数(占有数)の分布を与える理論式である[1]。フェルミ・ディラック分布とも呼ばれる。


  1. ^ 東京大学 知の構造化センター「物性物理学入門 (進化する教科書 Wiki)」[1][リンク切れ]
  2. ^ 田崎晴明『統計力学II』培風館〈新物理学シリーズ〉、2008年。ISBN 4563024384
  3. ^ 伏見康治確率論及統計論[リンク切れ]」第IX章 量子統計力学 §75. Fermi統計法,Bose統計法 p. 430.


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フェルミ・ディラック統計

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/03 02:56 UTC 版)

粒子統計」の記事における「フェルミ・ディラック統計」の解説

詳細は「フェルミ=ディラック統計」を参照 系あらゆる2粒子交換について、系の状態は反対称となる。すなわち、系の波動関数交換前と交換後で正負が逆。 系の波動関数符号以外の値は変化しない排他定理 同一状態にある2つ粒子考えるとき、粒子座標交換しても系全体の状態(波動関数)は不変である。すなわち交換対称である。 この交換対称性フェルミディラック系の交換反対称性とを組み合わせると、「交換前および交換後のいずれについても系の波動関数ゼロ」の場合にのみ成立する。これは、フェルミ=ディラック統計において、2つ上の粒子同一の状態をとらないことを示す。これはパウリの排他原理呼ばれる半整数スピンを持つ粒子フェルミ粒子)はフェルミ=ディラック統計に従う。フェルミ粒子の例は、電子陽子、およびヘリウム-3などがある。

※この「フェルミ・ディラック統計」の解説は、「粒子統計」の解説の一部です。
「フェルミ・ディラック統計」を含む「粒子統計」の記事については、「粒子統計」の概要を参照ください。

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