等エンタルピー定圧集団とは? わかりやすく解説

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等エンタルピー定圧集団

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/29 08:06 UTC 版)

等エンタルピー定圧集団(とうエンタルピーていあつしゅうだん、: Isoenthalpic-isobaric ensemble)は統計力学集団(アンサンブル)の1 つ。エネルギー体積粒子数英語版熱力学独立変数(多くの場合は定数)とするミクロカノニカル集団に対して、等エンタルピー定圧集団では、エンタルピー(H)、圧力(P)、粒子数(N)を独立変数とし、そこからNPHアンサンブルとも呼ばれる。定圧系のモデル化としては最も基礎的なアンサンブルだが、専門文献ではほとんど言及されない[1]。定圧下の熱力学系のシミュレーションに主に用いられる。

1980年に物理学者のH. C. Andersenによって発表された[2]


モデルの性質と特徴

等エンタルピー定圧系の図式

等エンタルピー定圧集団により説明される単純な物理系としては、熱を通さない断熱ピストンと一定圧力に維持された容積浴を結合させた系があげられる。

この系のエンタルピーの全微分は以下のように書ける。

統計熱力学
分配関数
状態方程式 エントロピー 粒子統計 統計的場の理論
量子統計力学
その他



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