フィルムの発見と復元とは? わかりやすく解説

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フィルムの発見と復元

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 21:53 UTC 版)

突貫小僧」の記事における「フィルムの発見と復元」の解説

本作フィルム失われた長らく考えられていたが、1988年昭和63年)に家庭用9.5mmフィルム版のプリント発見された。これは映画評論家山根貞男知人であるフィルムコレクターが、他のコレクターから入手したもので、山根仲介によってフィルムセンター寄贈され35mmフィルム復元され再公開された。発見されプリント公開当時の完全なものではなく本作撮影助手務めていた厚田雄春によれば冒頭製作会社ロゴタイトル・クレジット部分やそれに続く短いカット3、4つほど、さらにエンドマーク欠落しており、中盤部分にも明らかにコマから数秒ほど欠落している箇所いくつかあるが、一シークエンス丸々抜け落ちているようなことはないという。現在観ることのできるプリントは、この9.5 mmプリントタイトルなどを補ったものであり、無声映画期に一般的だった秒間18コマ (18 fps) のフレームレート映写する場合でおよそ18分の長さであるが、現代規格である24 fpsでの映写では14分ほどになり、本作収録されている2003年平成15年発売DVDでもこの長さになっている。同プリントは、2001年平成13年開催第20回ポルデノーネ無声映画祭上映された。 その後2015年映画ファン遺族より京都市おもちゃ映画ミュージアム寄贈されフィルム中に本作があり、上述家庭向け短縮版欠落部分(タイトルシーンや字幕冒頭部分など数分程度)が含まれていることが判明した。この部分は、翌2016年10月京都国際映画祭上映された。

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フィルムの発見と復元

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 04:54 UTC 版)

忠次旅日記」の記事における「フィルムの発見と復元」の解説

忠次旅日記』のオリジナルネガは紛失し上映用のフィルム1950年代頃には失われていた。伊藤大輔自身が、第1部出来に不満があり、総集篇作る際に第1部採用していない。第2部第3部フィルム脚本散逸し第3部の1分間断片シーン玩具フィルムとして残されているのみだった。しかし、1991年12月広島県民家から可燃性35㎜フィルム発見された。フィルム広島市映像文化ライブラリー経て東京国立近代美術館フィルムセンター復元作業が行われた。フィルム第2部一部第3部大部分、計89分であることが分かった1992年10月10日11日、同センター復元版公開され3000人が入場した2011年7月にはフィルムセンター着色及びデジタルリマスタリング化を行った106分のデジタル復元・再染色版」が上映された(24コマ上映のため本来の上時間よりも長くなっている)。9月には衛星劇場放送された。その後第1部冒頭1分も発見されている。

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