ファイヤーラドン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 23:52 UTC 版)
「ラドン (架空の怪獣)」の記事における「ファイヤーラドン」の解説
ゴジラに敗れたラドンが、ベビーゴジラの卵に付着していた古代のシダ類の植物・シプニオキスをサイコメトリングしてでき上がった「エスパー・コーラス」の影響で赤く変化した姿。口からウラニウム熱線を吐くことが可能となった。シプニオキスの波動に激しく反応する。出現地点はアドノア島→青森→松島→仙台→太平洋上空→東京→幕張。 同じ巣で生まれたゆえに兄弟だと思い込んでいるベビーゴジラを追って青森市・仙台市・松島・東京湾・浦安市に飛来し、ベビーゴジラを輸送中のヘリコプターを破壊して輸送用のコンテナごとベビーゴジラを強奪する。 幕張に降り立った後はコンテナからベビーゴジラを引き出そう(助け出そう)とするが、そこに到着したガルーダやメカゴジラと交戦する。ドッグファイトの末にガルーダを撃墜し、メカゴジラの右目(レーザーキャノン)を破壊するもプラズマ・グレネイドの零距離発射で胸を破られ、緑色の血の泡を吹きながら倒されてしまう。しかし、同じくベビーゴジラを求めて到着したゴジラまでもスーパーメカゴジラによって瀕死に陥った際には、残り少ない命を振り絞って飛び立つとスーパーメカゴジラの攻撃を受けながらもゴジラのもとへ降り立ち、そこで体組織が体内の放射性物質に耐えられず風化する。これによってゴジラにエネルギーを与えて復活させるだけではなく、舞い散った粉はスーパーメカゴジラのダイヤモンドコーティング装甲を溶かしてプラズマ・グレネイドを使用不可能にしたうえ、粉からの強力な妨害電波の発生によって計器にトラブルを起こさせてコントロール障害まで招いた結果、ゴジラに勝機を与えることとなる。 劇中ではファイヤーラドンの名前は出ず、単にラドンと呼ばれている。 造形物は、ラドンのものを塗り替えている。彩色は伊藤成昭が担当した。コンテナを奪うシーンでは、下半身のみのモデルが用いられた。風化した粉は、銀粉にプラスチックの削りカスやコンクリートの硬化剤などを混ぜている。撮影では、特技監督の川北紘一自ら陣頭に立って銀粉を撒いていったが、スタッフはマスクを着用しなければならないほどの量が用いられた。その後、1/2サイズモデルは2009年の時点で東宝の倉庫に保管されているのが確認されている。 赤い体色は、前作『ゴジラvsモスラ』で極彩色の怪獣が好評であったことから、当初はメカゴジラの配色案として検討されていたものであった。川北は、ゴジラの赤い熱線と共に、命の脈動の力強さを赤で象徴しており、鋭利で金属質なメカゴジラとの対比を表現しているとしている。 書籍『ゴジラVSメカゴジラ超全集』では、体色が変化したのはカメレオンやタコのような攻撃色であると推測している。また、ゴジラと一体化したのは、チョウチンアンコウのオスがメスと一体化するのと同様に種の保存を目的としたものであり、同族と信じていたベビーゴジラを守るための手段であったと解釈している。
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ファイヤーラドン
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「ドラゴンクエストのモンスター一覧」の記事における「ファイヤーラドン」の解説
ゴジラシリーズから登場した怪獣。『星ドラ』のみんなで大決戦!「ゴジラ大決戦 大怪獣総進撃編」に登場。
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