ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調とは? わかりやすく解説

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ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調

英語表記/番号出版情報
ライネッケ:ピアノ協奏曲 第1番 嬰ヘ短調Konzert für Klavier und Orchester Nr.1/Piano Concerto No.1 Op.72作曲年1879年  初版出版地/出版社: Breitkopf 
バラキレフ:ピアノ協奏曲 第1番 嬰ヘ短調Concerto for piano and orchestra No.1 Op.1作曲年1855年  出版年1954年 

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第1番 嬰ヘ短調

英語表記/番号出版情報
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第1番 嬰ヘ短調Concerto for piano and orchestra No.1  Op.1

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1楽章 Mov.1 Vivace1200 No Image
2 第2楽章 Mov.2 Andante5分30秒 No Image
3 第3楽章 Mov.3 Allegro vivace 6分30秒 No Image

作品解説

2007年10月 執筆者: 和田 真由子

4曲あるピアノ協奏曲の中では、あまり知られていないラフマニノフモスクワ音楽院通っていた時期1890年91年にかけて作曲された。音楽院ピアノの師、アレクサンドル・ジロティ献呈された。1917年ラフマニノフはこの曲の改作とりくみ、現在演奏されている形になった改作といっても非常に徹底的な改作であり、原作とは大きく異な作品になっているようだ。ラフマニノフは、この改作最後にロシア離れアメリカ移り住むことになった

第1楽章ヴィヴァーチェ 嬰へ短調 4分の4拍子
ファンファーレに続く冒頭部分は、グリーグ協奏曲思い起こさせるヴァイオリンからピアノうつされ第1主題哀愁帯びており、美しい。ヴァイオリン奏される第2主題ピアノ装飾されながら、もりあがりをみせる。展開部では自由な変化をみせながらクライマックス形成する後半53小節にわたるピアノ・ソロはききどころであり、この後コーダに入る。

第2楽章アンダンテ 二長調 4分の4拍子
はじめにピアノソロ奏でるまとまった旋律がこの曲の中心になっている。全体的におだやかで幻想的な楽章全体通して一つモティーフ使用されている。

第3楽章アレグロ・ヴィヴァーチェ 嬰へ短調 
冒頭、8分の9拍子と8分の12拍子交替登場し、独特のリズム印象的である。4拍子軽快主題ピアノ登場しその後管弦楽かけあいながら発展をみせる。中間部みられる主題は、ラフマニノフらしく、センチメンタル美しい。再現部経て華やかなコーダ形成し最後力強く曲をしめくくる



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