パーソナルコンピュータとインターネットの活用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 10:53 UTC 版)
「平沢進」の記事における「パーソナルコンピュータとインターネットの活用」の解説
1985年にコモドールより発売されたパーソナルコンピューター『Amiga』を80年代末より導入した。 当時については「コンピュータについての知識ゼロ」、「まったくのドシロート」であったと平沢は語っており、更に輸入パソコンのAMIGAにはマニュアルも無く、手探りでプログラミングやCGデザイン等を覚え、音声合成機能「Sayプログラム」等を含めた音楽への転用を模索していった。 1994年発売の4thアルバム『AURORA』からはゲスト・ミュージシャンを入れず、Amigaを駆使して平沢個人のみによる楽曲製作を開始した。 また、同年より活動再開した改訂P-MODELでは、インターネットをキーワードとしており、P-MODELのオフィシャルサイトではライブツアーやレコーディングの模様をMPEGファイルとして配信し、各メンバーが個人ホームページを開設してリスナーとの直接なやり取りが行われた。平沢も個人ホームページ『Ghost Web』を開設した。 先述のインタラクティブ・ライブは、インターネットの普及を予見した平沢が、その可能性に反応して作り出したパフォーマンス形態である。1998年からは毎ライブのネット配信同時中継、並びに「在宅オーディエンス」として現地との連帯作業にweb上で参加可能とした。(詳細はインタラクティブ・ライブを参照) 1999年にはP-MODELやドイツのハンス=ヨアヒム・ローデリウスと小西健司とのプロジェクト『Global Trotters』のアルバムをインターネット上のやり取りのみで制作した。 2007年にはケイオスユニオンのYouTubeチャンネルを開設。公式ホームページや他サイト等で行った配信や動画のアーカイブ、ライブの無料同時配信等に利用していたが、インタラクティブ・ライブショウ「WORLD CELL 2015」の公演後より、「平沢進のBack Space Pass」と名したライブの後日配信を行っている。 2012年6月にはニコニコ生放送に出演。約88000人もの来場者数を動員した。ファンのリクエストに答えて同年11月23日にもニコニコ生放送に出演し、こちらも約70000人が来場した。 2019年2月には旧知である筑波大学社会精神保健学教授の斎藤環とゲンロンカフェでの対談並びに配信中継を行った。 1998年の『インタラクティブ・ライブショウ「WORLD CELL 」』から2020年の「会然trek 2k20▼02」までの期間、毎ライブの無料同時配信を行っていたが、「音楽のライブ配信の活用を示す事としてやっていたが、今年から浸透し始めた」として有料の高画質ライブ配信の活用を開始した。 2022年に開催された『INTERACTIVE LIVE SHOW 2022「ZCON」』では、Google Formsと公式Twitterを連動させたインタラクティブ・ライブの開催を行った。
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