パーソナルコンピュータと関連製品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/14 03:44 UTC 版)
「ワング・ラボラトリーズ」の記事における「パーソナルコンピュータと関連製品」の解説
IBM PC が発売されると、ワングの OIS システムの市場を奪う現象が発生し、ワングは対抗するためにパーソナルコンピュータを発売した。Intel 8086 を使い、OIS や後述する VS システムの端末としても使えるようになっていた。 問題は、それがPC/AT互換機ではなかったという点である。ワングでは、IBM が使った8ビットバスではなく、16ビットバスを使った。ワングはその方が入出力が高速であり、結果としてアプリケーションも高速動作できると主張した。しかし、IBM PC 向けの様々なソフトウェアは、そのままではワングのPCでは動かず、ワング向けのソフトウェアや移植されたソフトウェアのみが動作した。主要なアプリケーションは、ワング自身が開発したワープロとマイクロソフトのMultiplanであった。アプリケーション不足により、ワングの最初のPCは失敗に終わり、IBM PC 互換の Intel 80286 を使った新機種が投入されることになった。 1990年、タブレットとスタイラスを備え、音声の録音が可能で、電子メール機能も備えた Wang Freestyle がリリースされた。Freestyle という名称はアメリカで有名になったが、高機能故に価格も高く、ほとんど売れなかった。
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