ネオ・ジオン対策の軍備再編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 07:43 UTC 版)
「ロンド・ベル」の記事における「ネオ・ジオン対策の軍備再編」の解説
だが、宇宙世紀0092年12月22日、シャア・アズナブル率いる新生ネオ・ジオン艦艇がスウィート・ウォーターを占拠したことから、状況は急転する。連邦政府高官のジョン・バウアーは、戦力増強をもって本隊をシャアに対抗できる実戦部隊として再編成する。 手始めにバウアーは、本艦隊旗艦として造艦されていたラー・カイラムにそれまで大気圏周回用のガルダ級へ転任させられていたブライトを艦長及び艦隊司令、軍上層部から危険視されて地球上での任務に回されていたアムロ・レイをMS部隊長として本隊へ編入させる。その結果、歴戦の名指揮官ブライトとニュータイプのアムロが所属する部隊という事実は、かつての第13独立部隊(一年戦争当時のホワイトベース隊)同様の最強部隊であるという印象を周囲に与えた。しかし、連邦政府の中枢はシャアとの和平が成立すると錯覚していたため、「地球の危機と判断した場合は独自の行動に出る」という強大な権限を本隊に与えた一方、「ロンド・ベルは戦争をしたがっている」という評価しかしていない。 その後、バウアーが開発・量産を強行して導入からまもないアナハイム・エレクトロニクスの新規量産型MS「ジェガン」と、艦隊を構成する主力艦としてクラップ軽巡洋艦を配属し、戦力の再編成を図った。しかし、地球連邦軍の高官たちは未だにニュータイプが連邦政府に対して反乱を起こすのではないかと恐怖を抱いており、ガンダムタイプのMSの使用を一切禁じた。アムロは自分用の機体としてΖガンダムの量産型試作MS「リ・ガズィ」を強奪に近い形で受領するが、その性能面には不満が積もっていた。そこでバウアーは、開発資金とアナハイムのフォン・ブラウン工場を手配することで、ガンダムを新造するという思い切った手段に出る。これによって開発されたのが、サイコフレーム搭載の完全新造MS「νガンダム」である。同機は突貫作業で組み上げられ、ロールアウトで10日、実戦装備のための整備を省略することで3日を前倒ししてアムロに引き渡されたが、それでも実際に配備されたのは宇宙世紀0093年3月5日と、新生ネオ・ジオンによる5thルナ落としの後となった。
※この「ネオ・ジオン対策の軍備再編」の解説は、「ロンド・ベル」の解説の一部です。
「ネオ・ジオン対策の軍備再編」を含む「ロンド・ベル」の記事については、「ロンド・ベル」の概要を参照ください。
- ネオ・ジオン対策の軍備再編のページへのリンク