ナショナル・ガーデン・スキームとは? わかりやすく解説

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ナショナル・ガーデン・スキーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/19 00:56 UTC 版)

ガーデン・ツーリズム」の記事における「ナショナル・ガーデン・スキーム」の解説

ガーデンツアーをイギリスに根づかせた団体19世紀後半創設地域看護進め協会で、リバプール篤志家雇った看護師地域老人介護派遣したことから始まった。やがてナイチンゲールビクトリア女王後援得て活動発展させると、看護協会として全国看護師養成地域老人介護妊産婦看護のために派遣しつづけ、その活動支えたアレクサンドラ王妃功績記念しさらに活動盛んにする資金集めるため、1920年代後半理事のエルシー・ワグ (Elsie Wagg) が当時園芸ブーム注目、ガーデンツアーと募金活動両立させる「ナショナル・ガーデン・スキーム」を考え出したのである看護協会呼びかけた「手入れ行き届いた魅力的個性のある庭を見学者紹介しなおかつ公共の利益役立てるという事業に賛同すると、庭の持ち主自慢園芸成果公開、ひとりにつき1シリング見学料を集めて団体寄付したのである。ガーデンツアーが動き出したのは1927年、その年は609カ所の庭園賛同して8000英国ポンド集め翌年1928年に「王妃地域看護協会」The Queen's Institute of District Nursing (英語版)と改称1931年には最初イエローブック出たこともあり、協力する庭の数は1000超えた。やがて助成金交付団体として創設以来21世紀初頭にわたる募金をもとに累計4500英国ポンド支給するまでに基金充実していく。それと並行して個人の庭の持ち主それぞれ希望する寄付先400英国ポンド支払ってきたのである第二次世界大戦後1948年以降、ガーデンツアーは新しい段階へと発展協会募金活動ナショナルトラスト運動連携見学地トラスト保全進めた貴重な庭園加えたことから見学者大幅に増えるトラスト活動に対して協会から補助金を受け、歴史的に貴重な庭園修復をさらに進めていく。庭園や庭が見学者期待にこたえるかどうかめぐって地域調整役から認定を受ける体系設けて、庭の持ち主公認名乗る水準保ってきた (『イエローガイドを片手イギリススコットランドすばらし庭園めぐりを――ナショナル・ガーデン・スキームおよびスコットランドのガーデン・スキームの募金事業協力する個人の庭』より)。2013年公開した庭園個人の庭は合計3700カ所を超え、「イエローブック」の名称は2015年に「Gardens To Visit」に変更している。

※この「ナショナル・ガーデン・スキーム」の解説は、「ガーデン・ツーリズム」の解説の一部です。
「ナショナル・ガーデン・スキーム」を含む「ガーデン・ツーリズム」の記事については、「ガーデン・ツーリズム」の概要を参照ください。

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