ドナルド・トランプとの繋がり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/02 09:34 UTC 版)
「リバティ大学」の記事における「ドナルド・トランプとの繋がり」の解説
キリスト教の価値を無視していると批判されているドナルド・トランプに対し、学長ジェリー・ファルエル・ジュニアは批判をしていない。このトランプ支持については選挙期間中から問題となっており、一定数の学生が大学とトランプのつながりに抗議し、学長ジェリー・ファルエル・ジュニアに対しても批判していた。また、ファルエル陣営のチーフであったマーク・デモスも大学とトランプとの関係が緊密すぎることを批判し、評議員会を辞任した。また、卒業生のジョナサン・メリットも講演を依頼されていたが、大学を批判した後に招聘を取り消された。また、大学とトランプの関係について繰り返し批判していた作家のジョナサン・マーティンも大学から除籍された。 2016年には、大学新聞の意見欄がファルエルに検閲され、ドナルド・トランプに対する批判は削除されていたと学生編集者が証言。そのコラムはトランプのわいせつ発言テープが公開された後のコラムであった。さらに、トランプに関する記事が教員によって削除されたことも報告されている。2018年、2名の学生編集者がトランプを批判する記事を書いて解雇され、うち1名は1セメスターあたり3,000ドルの奨学金を取り消された。2019年には、「教育における個人の権利財団」が発表するランキングにおいて学生新聞への検閲に言及され、リバティ大学は言論の自由において最悪の大学であると評価された。 トランプは、2012年と16年の2回にわたりリバティ大学表彰式で講演をしている。さらに、2017年には大統領として卒業式で講演し、名誉法学博士号を授与された。ジェリー・ファルエル・ジュニアはトランプについて「彼は中東においてキリスト教徒を迫害する人々を爆撃している。」と述べ、トランプはそれに対し「彼は言葉通りの人だ。」と返した。 また、死者3名、負傷者33名を出した2017年のユナイト・ザ・ライト・ラリーに対して「双方に責任がある。」としたトランプの発言に対して学生が抗議。これに対し、ファルエルはトランプの発言後に彼を「非常に誇らしい」と述べ、「勇気のある」発言だと評した。これに対しては、複数名の学生がリバティ大学に学位を返還。トランプの発言を否定することを要求した。学生たちはトランプの発言が「リバティ大学の価値観にもクリスチャンの見識にも反する」と主張した。 一方で2018年には複数名の学生がワシントンD.C.へ赴き、ドナルド・トランプ大統領が指名した連邦最高裁判所陪席判事候補ブレット・カバノーを支援した。 さらに、大統領夫人メラニアが大学で講演した際にはスタンディング・オベーションを行った。 2018年春には、大学のザキ・ゴードン映画芸術センターが「トランプの預言The Trump Prophecy」という映画を制作。これは、「ドナルド・トランプがいつか大統領になる」ことを2011年に神が啓示したと言う、フロリダ州に住むある元消防士に焦点を当てた映画であり、2018年10月に限定公開された。
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