トンネル内の状況とは? わかりやすく解説

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トンネル内の状況

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 02:31 UTC 版)

笹子トンネル天井板落下事故」の記事における「トンネル内の状況」の解説

右側車線走行中に事故発生遭遇しアクセル踏み続けて脱出したNHK甲府放送局男性記者は、「天井メリメリと何かを剥がすように崩れてくる瞬間見えた」と語っている。 救助当たった東山梨消防本部塩山消防署3日午前記者会見開き救助活動当時トンネル内の様子語ったこのうち通報受けてトンネル小牧長野側から事故現場入った同署ポンプ隊長は、「トンネル入り口到着したときは、視界良好で奥まで見えた消防車中に入ると、両脇歩道歩いて避難している人がいたが、車に残っている人もいたので、避難呼びかけた。途中から車を降りて進むと、煙の濃度増してきて懐中電灯の光も足元に届かなくなり、奥では爆発音聞こえたため、退避せざるをえなかった」と事故直後現場様子について語ったまた、トンネル東京側から事故現場入り保冷車取り残され男性救助活動指揮した同署小笠原克署長は、「何トンもある天板がいつ落ちるか分からないことがいちばんの活動ネックで、安全管理重視しながら救助活動進めた持っている機材通常の交通事故火災には対応できるが、今回大きな重機など特殊なものがないと進められず、困難な活動になった」と活動難航したことを明らかにした。 また翌年2013年2月3日行われた現場公開では、崩落区間の端では崩落区間撤去されたために、トンネルの脇に設置され保守点検担当者が通る「監査路」の手すりが途切れていた。また、落下した天井板影響崩落区間全体路面断続的に付いた筋状の傷、壁に空いた50センチ、高さ1メートル程度の穴も確認された。壁面には「漏水」「異物混入」のほか、コンクリートの上部と下部継ぎ目劣化を示す「補修材劣化」といった白い文字書き込み見られ側面部材天井板落下によってむき出しになっていた。また、下敷きになって炎上した車のあった場所はコーン標識区切られ遺族らが供えた花や線香置かれていた。

※この「トンネル内の状況」の解説は、「笹子トンネル天井板落下事故」の解説の一部です。
「トンネル内の状況」を含む「笹子トンネル天井板落下事故」の記事については、「笹子トンネル天井板落下事故」の概要を参照ください。

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