デ7070形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/17 04:54 UTC 版)
「加越能鉄道デ7000形電車」の記事における「デ7070形」の解説
1967年(昭和42年)にデ7071 - デ7076の6両が製造された。設計の変更で側面中間部にあった車掌用小窓がなくなり、すっきりした窓配置になり、これによって座席の長さも延長されたため座席定員が増加している。 万葉線移管後の2002年(平成14年)から音声アナウンステープのデジタル化の工事、さらに2004年(平成16年) - 2006年(平成18年)にデ7071・デ7073の2両の冷房化改造、2017年(平成29年)にデ7071・デ7073の2両のみ液晶ディスプレイ行先観光案内運賃表示機に交換、非冷房車デ7074・デ7075・デ7076の3両はデジタル行先表示付運賃表示機に交換されている。 デ7072は加越能鉄道時代の1993年に発足した万葉線の利用促進を目的とした地元団体「万葉線を愛する会」のアイディアで市民の電車をアピールするべく「乗ってみたい、楽しい夢のあるデザイン」をテーマにボディペインティング車両のデザインを公募し、1994年6月7日より最優秀賞デザインの車体正面にネコ・側面に楽器を演奏する十二支の動物の絵が描かれた「アニマル電車」として運行。また正面の絵柄から「ネコ電車」と呼ばれていた。MLRV1000形と新型除雪車6000形の導入により2011年に廃車、車庫内に部品取りとして留置されている。 デ7073は2009年(平成21年)12月26日から2016年夏まで、二代目「アニマル電車」としてデ7072と同様の猫と十二支の塗装で運行し、その後映画「ナラタージュ」の撮影の為加越能鉄道の色に塗り替えられ、、2020年4月5日まで走行した。この間2019年5月から10月まで、令和改元記念を施した「万葉「令和」号」として運行している。 デ7075は1994年(平成6年)から「コカ・コーラレトロ電車」として運転されてきたが、2021年(令和3年)2月末に運行終了することを同年1月に発表。その後、デ7075には冷房化工事とともにデザインの変更を行うことを発表した。
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