デブリ課所属船
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 16:53 UTC 版)
デブリ回収船 DS-12 TOY BOX ハチマキたちが搭乗するテクノーラ社デブリ課所属のデブリ回収船。全長57メートル。船齢30年の老朽船であるため、内装が壊れることがしばしば。しかし、対デブリ装甲であるホイップルバンパーを搭載し、外装は頑丈。動力源は推進ユニットの前にある2基のタンクに入った液体水素。推進ユニットに搭載されているメインスラスタは3基。その他にも船体中に姿勢制御用サブスラスタが搭載されている。船首部分にはエアロシールドを搭載した緊急時用脱出カプセルが搭載され、その後ろにコックピット、居住区などの円筒形の与圧モジュール、燃料タンク、推進ユニット、デブリ収納用コンテナなどが縦横に接続されてゆき、その周りを装甲板が取り囲む構造となっており、長期間の航行を考えて居住スペースが広い。また、デブリ回収船という作業船であるため、ロボットアーム、微小デブリ用センサ類、ガントリークレーン、デブリ収納用コンテナ(船体の3分の1ほどの大きさを占め、デブリ回収時にはハッチが大きく展開する)などを装備している。また、その他にも小型デブリ回収艇(フィッシュボーン)2機、太陽光パネルなど、さまざまな機材を搭載している。宇宙防衛戦線のテロにより宇宙ステーションへの衝突軌道をとった人工衛星に、1人で乗っていたフィーの操縦で体当たりして阻止したが、そのために大気圏に突入し、焼失した。なお、フィーは上記脱出カプセルにて生還した。 デブリ回収船 DS-12 TOY BOX 2 喪失した旧TOY BOXに代ってデブリ課に配属された最新鋭船。フィーの功績をたたえて贈呈されただけあって、デブリ回収船として使用するにはもったいないほどの高性能船。そのため、旧TOY BOXに比べて船体はコンパクトになっており、機体の一部(推進ユニット)を分離して、本体との間に大型のデブリを挟んで輸送できる新機能が付いた。デブリ回収用の機材は、ロボットアーム8基(船首に小型のものが2つ、推進ユニットと本体の連結部の両側に各2つ)、フィッシュボーン2機、デブリ収納用コンテナなどを搭載している。その他にも可動式の太陽光パネル、船首部分に航行用ライトなどを装備。 小型デブリ回収艇 フィッシュボーン TOY BOXに2機搭載されている小型デブリ回収船。全長12メートル。略称は「FB」。小型のデブリを回収する際に使用される。与圧区画はなく、コックピットはむき出しになっており、搭乗する際にはEVAスーツを着用する。船首部分と推進ユニットをつなぐカーゴケイジは、格納時の3倍の長さに伸ばすことができ、小型デブリをここに乗せて輸送する。燃料が推進ユニットに取り付けられている小型の球形タンクの中のものだけなので、航行時間は限られているものと思われる。
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